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» 2012年10月17日 更新

広報エージェントの実際 広報をプロフィットセンターとして機能させるには

入社以来、ECサイトやソフトウェアからモジュールまで、いわゆるIT業界のBtoB企業支援を主に担当しています。 これまでの仕事を通じてブレることなく取り組んできたことは"お客様の製品・サービス・技術などの応用可能性を想起させる情報やキッカケをつくること"です。

「最新のテクノロジーを採用したテレビが登場」 私が担当してきた多くが、この"最新のテクノロジー"を世に知らしめる仕事です。新しいテクノロジーは、採用されて初めて意味を成します。 とある無線モジュールを製造開発している企業は、海外の一般的な住まいに着目して、ミシンメーカーに対して、自社のモジュールを導入してもらうことに成功しました。また、ソフトウェアメーカーでは、インターフェイスの一部を広告枠にして新しい用途とマネタイズを実現しました。このようなケースは他にも沢山あります。

事業会社で企画・開発の仕事に就いている方にとっては、日常的な思考かもしれませんが、会社と世間の両方に軸足を置く立場である広報担当が今までとは全く異なるアングルでチャンスを生み出すためには"応用の可能性を徹底的に考える"ことが重要であると考えます。「どんな魅せ方や仕掛けをすれば、ターゲットに対して好意的/効果的、さらに効率的に自社の情報を伝えることができるか?」ではなく、「そもそも、この製品に他の使い道はないのか?」が"応用可能性を想起させる広報"の出発点です。また、既存顧客やユーザーから少し距離を置くことも、新しいコンテクストをひねり出す起点になることは言うまでもありません。

広報という役割を担う多くの方が「自社の広報素材をどう加工して発信しようか?」と日々悩まれています。それは、BtoB / BtoCといった領域やどの産業でも変わりありません。 自社の製品やサービス、さらには会社の制度なども含めて、"この案件の応用可能性は何か?"と悩みのポイントを切り替えるだけで、新しい広報ストーリーが生まれるはずです。

"応用可能性を想起させる広報"には、PRがプロフィットセンターとして機能するチャンスが眠っているのです。

これから、広報の立場から、少しでもマーケティング領域でご活躍されている皆様の参考になるような情報を発信していきたいと思います。

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プロフィール

一ノ瀬寿人

一ノ瀬寿人

リスク・クライシスマネジメントの専門会社を経て、2004年にオズマピーアール入社。広報部門に対するあらゆる現場業務のサポートから、プロセス改善・アドバイス提供までを担当。

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