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» 2013年9月18日 更新

価値観経営の時代。ソーシャルメディアが変えるマーケティング 動画が伝えるチカラ~恋するフォーチュンクッキー企業コラボの威力~

まずは以下の動画を見てみよう。
恋するフォーチュンクッキーをいろいろな企業・団体が踊っている映像だ。
すべてAKB48の公式動画である。

佐賀県庁
   

 サマンサタバサ
 

サイバーエージェント  

 テイクアンドギヴ・ニーズグループ  

GMOインターネット  

 ひかりTV
 



このように、AKB48の正式ライセンスによる企業コラボの動画が広がっている。 これは、マーケティングの方法としてもとても重要な要素を含んでいるのではないだろうか。3つの視点から見てみよう。 

  1.音楽のプロモーションの可能性を広げる 

数千人規模の会社の写真が出演するビデオ。もちろん本人が見るのはもちろん、友人や家族を含めると、その波及力は想像出来るだろう。さらにYoutubeというソーシャルメディアに挙げられたコンテンツは、シェアもしやすく、等比級数的に広がっていく事が予想出来る。音楽のプロモーションとして、MVだけでなく幅広い世代に音を伝えられるメディアとしてこのような企業とのコラボレーションは効果的だ。 

  2.企業の姿を見せるための企業広報としての活用 

佐賀県庁の例がわかりやすいが、大きな企業の場合、どのような部署をどのような人数の規模でやっているのか、どのような店舗があるのかといった企業の規模感が動画を見るとわかってくるのではないだろうか。たった3分の間で、これだけの情報を飽きさせずに見させるコンテンツはやはり動画の利点といえる。 企業広報・リクルートの目的として、このような音楽とのコラボーレーションを検討しても良いかもしれない。 

  3.ウィンウィンの関係

以上見てきたように、音楽を作る側にとっても、音源を多くの人に聞いてもらえる機会を得る、さらに参加した数万人に及ぶ各社の社員にポジティブな影響を与える事が出来る。これによってAKB48のファン層の拡大にも寄与しているだろう。一方の企業にとっても、企業の俯瞰的な姿を音楽に乗せて見せる事が出来る。さらにAKB48を媒介として企業を知らなかった人にも認知してもらえるという面が期待出来る。 まさにウィンウィンの関係といえる。

  まとめ。 

 動画には「多くの情報量を短い時間で伝えられる」「見せたいものを見せたい順番で見せる事が出来る」といった特徴がある。 この特徴にYoutubeのようなソーシャルメディアとしての機能があればさらにこのメリットは拡大する。 企業が動画を活用するというのは、キレイな映像を作る事でも、何か新しい企画をする事でもなく、 ありのままをありのままに見せる事が重要だということをこのプロモーションビデオは教えてくれるのではないだろうか。
また、このプロモーションは佐賀県庁のような公的機関や、街づくり団体、地域の活性化などにも大いに役立つプロモーション手法かもしれない。動画は今やiPhoneなどで上記のようなキレイな映像が撮れる時代だ。音楽の権利をしっかりと処理した上でこのようにプロモーションとして活かしていくと面白いだろう。

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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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