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» 2014年7月25日 更新

バイラルメディアと呼ばれるキュレーションメディアが巷を席巻している。

ソーシャルメディアでセンセーショナルな情報をシェアしている人のリンク元を見ると、そのほとんどがバイラルメディア経由という事が分かる。今回はこのバイラルメディアの功罪についてお話ししたいと思う。

そもそも「バイラルメディア」とは?という方には以下のまとめが親切で分かりやすい。
2014年話題のバイラルメディアとは?
http://matome.naver.jp/odai/2139012994512952101

簡単に言うと、ソーシャルメディアでシェアされる事を前提にコンテンツを設計したメディアの事だ。思わずシェアしたくなる動画や画像、そして話題をシェアボタンを効果的に使いながら展開していく。 この事によりネズミ算式に閲覧者が増え、一気にPVを稼ぐ事が出来るという仕組みだ。では、このメディアの功罪とはどんな所だろうか。それぞれ見てみよう。

バイラルメディアの功

良質なコンテンツを作っている人にとっては、それがバイラルメディア経由でいっきに広まり知名度をあげる事が出来るというのは大きなメリットだ。平凡なサラリーマンが或日突然スターになる。そんな現象もバイラルメディアが加速してくれるかもしれない。

運営者側にとってのメリットはもちろん、他社が作った情報を再構築する作業によって膨大なアクセスを稼ぐ事が可能になったという面は多きい。PVを稼ぐために日々コンテンツを作り出している企業よりも早く大きくアクセスを稼ぐ事も可能になったのだ。

バイラルメディアの罪

一方自社でオリジナルのコンテンツを持たないバイラルメディアは他社の情報に過度に依存する事になる。アメリカでは早くも優秀な編集者の争奪戦が始まっており、調査報道などの骨太の情報をいかに独占的に提供できるかという点に勝負が移ってきている。

閲覧する方にとっても、タイトルの煽りにつられて見てみたが思っていたものと違った、数年前に流行った情報がまた流行りだしたといったコンテンツの浪費にもつながっていきこのままでは飽きられてしまうという事がある。私も、最近facebookで友達がシェアしているコンテンツの中に数年前から何度も出てくる「お馴染み」のコンテンツが多く含まれており、これがバイラルメディアの限界かなとも思うのだ。

今後の方向性

バイラルメディアは比較的簡単にだれでもすぐに立ち上げる事が出来る。それだけ乱立する事が避けられない情勢だ。であれば遅かれ早かれ日本でもコンテンツの質の競争が始まるであろう。その時にどれだけ独自性を打ち出せるか。それが生き残りに必要な要素かもしれない。

まだテーマ別に深く絞り込んだバイラルメディアは生き残る術があるかもしれない。みなさんはこのバイラルメディア。どう思われるだろうか。

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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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