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» 2015年7月16日 更新

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WEBマーケティングと心理学とは相性もよく、よくその知見を活用して顧客の行動を促すことが行われている。結局のところ、ソーシャルメディアでの活動は人と人とのコミュニケーションであるわけで、それはまさに「心理戦」でもあるのは確かである。なので今回はそんなソーシャルメディアでの活動の中でも

自分の立場を常に上に保つ
自分の存在感を他人よりも際立たせる
相手に借りを作る

といったワルい大人が実践しているfacebookでの仕掛けを3つ挙げてみたい

1、初めて会った人に自分からfacebookの友達申請を行わない

facebookの友達申請の方法だと、友達申請を送る方が「お願いですから友達になってください」という立場になってしまう。

だから、自分が相手より優位に立ちたいのなら、友達申請は受けるが自分からは送らないという戦略が成り立つ。友達になった時点でその心理的な上下関係が決まってしまうのだから面白い。

両方がそう思っていると永遠に友達になれないが、それはそれで縁がなかったということだろう。

2、誕生日のメッセージを前日に送る

facebookは1週間前くらいから友達の誕生日をお知らせしてくれる。だから誕生日のメッセージはあえて前日に送るのだ。 当日にはウォールやメッセージが誕生日のお祝いで埋まってしまう。「その他大勢」に埋もれてしまうということ。

だからこそ、前日に心のこもったメッセージを送ることで、必ず読んでもらえて自分のことを常に気にかけてもらえていると感じることは間違いない。たった1日の差が大きな差となるのだ。

3、相手の趣味や関心を把握し、メッセージで情報を送る

友達になれば、相手がどんなことに関心があるのか、どんなビジネストピックに興味があるのかはわかる。だから、ウォールに流れてくる情報やネットニュースなどの情報を見る際に「この情報は彼に教えたら喜びそうだ」という意識で見るのだ。

そして、メッセージで「以前こんなことを言っていたので、最近こんなニュースがありましたよ」とさりげなくメッセージを送る。そうすると相手は「自分の趣味・関心を覚えてくれていて情報を提供してくれてありがたい」という気持ちになり、借りを作ることができるのだ。

そうすることで、何かお願いをしたい時によろこんで聞いてくれる関係が作れるだろう。

まとめ

ソーシャルメディアを仕事として使うのであれば、自らのブランディングツールとしてこれくらいの狡猾さが必要なのかもしれない。上記の3つの事例は、ワルが行ういやらしい戦術のように見えるが、相手になにか害を及ぼすようなことではない。特に2つめや3つめにいたっては、相手をハッピーにするのだから、戦術と思わなくても実践してみても良いのではないだろうか。

ソーシャルメディアは相手との関係性を深めるのに役に立つが、その根幹の考え方として「相手に役に立つ情報を届ける」という姿勢が何よりも重要である。

それがコンテンツマーケティングとも通じるし、ブログでSEO対策をしたいと思ってもこれは同じだ。相手の喜ぶ情報、役立つ情報を適切なタイミング・手段で届けることで「信頼貯金」を増やして、いざ自分の売りたいものを届けたい時に喜んで受け入れてもらえる土壌を作る。

そんな気持ちでソーシャルメディアの活動に取り組んでみてはいかがだろうか。

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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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