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» 2013年3月 2日 更新

「愛され」マーケティング ママ発サービス急増中! 母親を企業が、社会がもっと活用しなければならない理由

御存知の通り出産後の女性の働き方について、保育園の待機児童の問題とともによくニュースになっています。今バリバリ働いている女性の中では、育児と仕事の両立ができるかどうかが不安で妊娠や出産に踏み切れないという女性も多いというのが現状です。その一方で、単なる金銭的な理由ではなく、育児をしていても社会と関わりたいという理由から仕事に復帰したいという女性も増えています。

出産前と出産後で「働く」という意識にどのような違いが起きるのか。

出産前、フルタイムで深夜帰りは当たり前、仕事ダイスキ!という女性にとっては、産休も育休も未知の領域。長期で休むこと自体経験したことがないですし、どんな生活が待ち受けているのか予想できない中で過ごす妊娠期間。そして出産。はじめての専業主婦、慣れない育児‥でもどんなことをしてでも守るものができたことは何事にも代え難い経験です。そして徐々に育児が慣れてくると、今度はこの経験を活かしてもっと社会に還元できないかと考えます。

元々仕事を通して様々なプロジェクトに挑んできたスキルに加え、主婦やママというこれまでにない時間を過ごしたことで、会社を超えて、ひとりの生活者として世の中を見れるようになります。なによりも日本の将来は自分の子供の生活に直結します。決して他人事にできないのです。

残業はできないけれど、子供が寝た後ならネットをつないで仕事ができる。でもその時間は勤務時間には該当しない。スマートフォンやタブレットを使って通勤時間など仕事をしようと思えばできてしまう時代なのに、出産後の女性の働き方の選択肢はそれほど多くありません。愛する子供のそばにいながら、自分のやりたい社会を実現したい。そのための手段として、「会社で働く」という選択肢はすでにベストの選択肢ではなくなってきています。子供を保育園に入れることだけですべての課題が解決することはありません。

だからこそ現在、ママ発のサービスが急増しています。会社を辞めて独立するママも私のまわりで増えていますし、ママ友と一緒に地域でイベントを仕掛けたり、教室をはじめたりというケースも少なくありません。

例)


ママこえ」は、ママたちの声を同じママだけでなく、企業に向けて情報発信するための仕組みを展開しているサイトです。会社で働くことが社会と関わるための唯一の方法ではない、子育て世代に向けたマンションの見学会を行ったり、子供やママ向けの製品を試してその感想をフィードバックしたり、自分の経験が社会の役に立つことへの喜びがママたちの原動力となっているように感じます。


個人的にも出産後、会社の枠を超えて、社会のために、日本のために働きたいという思いが以前よりも一層強くなりました。日本の少子化を止めるためには子供の数を増やさないことには始まりません。子供の数を増やすためには、育児のサポートも必要ですが、育児と仕事の両立が苦しいものではなく、楽しいもの、面白いものにしていかなくてはなりません。
 
ひとりのひらめきや行動で、世の中は劇的に変わります。変えられるチカラを持っていると思います。専業主婦だから、ワーキングマザーだから、という区分だけでなく、ママの持つ可能性やパワーを引き出せる仕組みをつくっていきたいと思います。

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プロフィール

弘中雪絵(ひろなかゆきえ)

弘中雪絵(ひろなかゆきえ)

静岡県出身。オールアバウトメディアビジネス事業部を経て、グローバル推進室にて中国をはじめ海外のメディア企業と合同で日本大好き外国人による日本情報サイトの開設、運営に携わる。新浪微博、facebookをはじめ中国、香港、台湾、タイ、シンガポールのソーシャルメディアや外国人インフルエンサーを活用したタイアップ企画を手がける。WOMマーケティング協議会監事。ウィンビット女子大生マーケティング部プロデューサー。赤ちゃんとの暮らし研究会副代表。

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