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» 2012年10月21日 更新

Communication to Build Trust Twitter, Facebookそれぞれにおけるマーケティングのあり方を改めてまとめてみた

TwitterやFacebookといったソーシャルメディアは企業のマーケティング活動において当たり前に活用されるプラットフォームとして、日本においても定着してきています。
しかしながら、このようなソーシャルメディアをどのように使い分けるのかについてはまだまだ不明瞭なことが多いのではないでしょうか。

そのような状況を鑑み、今回は企業がマーケティング活動に利用するソーシャルメディアのうち、TwitterとFacebookという2大プラットフォームについて、それぞれの最適な使い方を改めて考察してみたいと思います。


  1. Twitter, Facebookはそれぞれのプラットフォームにおけるマーケティング活動の強みをどのように捉えているのか

    Twitter for Business.png

    Twitter, Facebookともにビジネス利用に関するページを設けているのはご存知でしょうか。
    Twitterは business.twitter.com、Facebookはfacebook.com/businessというページで自身のプラットフォームにおけるマーケティング手法について説明しています。

    ここからそれぞれのプラットフォームにおけるマーケティングのあり方について考えてみたいと思います。まずはTwitter。(英語のみ)

     Twitter:
     "For businesses and brands, these conversations provide a rich canvas and a powerful context in which to connect your messages and your brand to what people are talking about right now.(企業やブランドにとってTwitterにおいて日々なされている会話とは、人々が今話していることとあなたのメッセージやブランドとを結びつける豊かなキャンバスや強力な文脈を与えてくれます。) It's a canvas for telling engaging stories, for participating in cultural events, for broadcasting content, for connecting directly with consumers, and for driving transactions. (それは共感を呼ぶようなメッセージを伝えたり、文化的なイベントに参加したり、コンテンツを広めたり、顧客と直接つながったり、売上につなげたりするためのキャンバスです。) Businesses can influence and participate in real-time conversations on Twitter to drive consumer action with integrated paid, earned and owned campaigns, delivering results throughout the marketing funnel.(企業はペイドメディアやアーンドメディア、オウンドメディアを統合させたキャンペーンの中で、Twitterにおける会話に影響を与えたり、参加したりすることにより顧客の行動を喚起し、マーケティングファネルを通じた結果をもたらすことができます。

     Businesses can also use Twitter to listen and gather market intelligence and insights. It is likely that people are already having conversations about your business, your competitors or your industry on Twitter.(また、Twitterは企業にとって、マーケットの知見やインサイトに耳を傾け、情報収集を行う場にもなります。多くの場合、人々は既にあなたの事業や競合、もしくは業界について既に会話していることでしょう。"

    次にFacebookは以下のように説明しています(こちらは日本語で非常に完結な説明がなされています。)

     Facebook:
     "10億人を超えるユーザーが、毎日平均して32億回の「いいね!」やコメントをしています。Facebookで強い存在感を示すと、ビジネスはこれらの会話の一部となり、最もパワフルな口コミマーケティングである友達間の推薦にアクセスできます。"


  2. まとめ:Twitter, Facebookの適切な使い分けのあり方

    上記のそれぞれによる説明をみると以下のように特徴や強みを考えることができるのではないでしょうか。

     Twitter: 
     1) Twitterにおける会話量の増加やセンチメントに影響を与えることによる"Share of Voice"や"Mind Share"の獲得
       2) 他メディアにおけるマーケティングキャンペーンとの連動・統合
     3) マーケティング・リサーチとしての活用やアクティブ・サポート

     Facebook:
     1) 活発なFacebook上のユーザーとのいいね!やコメントを通じた関係性の構築
     2) 構築された関係性に基づいたソーシャルグラフ(Facebook上の友人関係)への口コミ伝搬

    比較するとTwitterはよりアーンドメディア(Earned Media)的な機能を強く押しており、Facebookはよりオウンドメディア(Owned Media)的な機能が強いことがわかります。


  3. Twitter, Facebookそれぞれの強みまとめをうまく使い分けている事例考察

    上記のようなTwitter、Facebookの強みをうまく使い分け活用している企業として日本コカ・コーラが挙げられます。
    日本コカ・コーラはFacebookにおいては、"コカ・コーラ パーク(Coca-Cola Park)"というFacebookページをオウンドメディア的に運用し、コカ・コーラのWebコンテンツへのトラフィック誘導や写真などのビジュアルを通じたファンとのコミュニケーションを行なっている一方、先日のロンドン・オリンピックにおいては、オリンピック公式飲料となったアクエリアスのTVCM内でTwitterのハッシュタグを訴求することで、TVCM視聴者によるTwitter投稿を促し、ソーシャルメディアとTVCMとの連動の先鞭をつけました。(参考記事:やはりロンドン五輪前夜に登場、国内初、Twitter連動テレビCM
 
AQUARIOUS TVCM.jpg

 このようなTwitterとFacebookそれぞれのもつ強みがうまく活かされたマーケティング活動が徐々に日本においても浸透していく のではないかと筆者は期待しています。

(本ブログにおける内容は全て筆者個人の見解であり、筆者の所属する組織等の公式見解とは異なります。)

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プロフィール

西村顕一

西村顕一

広島生まれ。大学卒業後、現在はIT企業勤務。ソーシャルメディアとよばれるような新しいメディアにおけるコミュニケーションの可能性を模索しつつ、これまでにないような形を創るべく働いてます。

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