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» 2013年10月 2日 更新

データとデザイン研究室 日本を訪れる外国人のニーズは?(1)観光関連統計より

2020年の東京オリンピック開催が決まり、今後、日本という国自体のマーケティングが活発化するのだろうなと思いながらニュースを見ていました。

特に、海外から日本を訪れる外国人のビジネスパーソンや観光客の方に、少しでも日本の「O・MO・TE・NA・SHI」を感じて無事に母国に戻り、周りの人に「日本に行って、良かったよ」と言ってもらいたい。
海外でステイした経験などを思い出すと、やはり「自分の国を(歴史も含めて)知ってもらい、好きになってほしい」という想いで、様々な「おもてなし」をしていただいた記憶があります。
逆に、自分が海外に行って現地の人に「日本ってどんなところ?何が今ホットなの?」と聞かれたときには嬉しかったですし、そういうコミュニケーションが7年後、日本のあちこちでされているといいなと思っています。

そこで、今の現状として、日本を訪れる外国人の方は何を目的として、どこを訪問しているのか、どのような情報収集をしているのか、を各種統計を集めてまとめてみました。

1.訪日外客数(日本を訪れる外国からの来訪者数)

2011年に減少しましたが、今年は以前の水準以上に増加しているようです。

  • 2012年の年間推計値は 836.8万人。
  • 2013年8月時点では累計 686.4万人となっており、前年比で増加中。




2.訪日来訪者数・来訪者率のマッピング

日本に来訪した外国人の方々が、日本のどこを訪れているのか、統計を元にマッピングをしてみました。

この統計は、各空港にて単なるトランジットや1年以上の滞在者を除く訪問者に聞き取り調査を行った結果だそうです。
来訪者全体の結果とともに、中国、韓国、シンガポール、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ロシアの国別マップも作成しました。

マッピングには、地理情報システムの会社であるESRI社が提供しているマップ作成ツール「ArcGIS個人版(無料版)」を使いました。
データを整備した上で使用する必要はありますが、Webベースでヒートマップを作成するなど多機能で使っていて面白いものでした。

観光目的のほかビジネスなどを含め体の来訪者の割合をヒートマップにしてみると、こちらのような日本地図になります。
マップの設定として、基本的に「濃い色⇒薄い色」もしくは「暖色⇒寒色」という形で「割合の高さ⇒低さ」を表現しています。(配色は私の好みで変えられたので、各国の国旗の配色に近いものにしてみました)
東京を中心とした関東、関西圏が多いことに加え、北海道への来訪者も多い(おそらくスキーなど)ことがわかります。
またアジアとヨーロッパで来訪先に差異があることも見て取れます。
欧州でも寒い地方の国は北海道への来訪率が高かったり、アジアは西日本への来訪率が欧州よりも高めだったりと、特徴があります。

visitorsmap.jpg


詳しい地図はこちらからご覧いただけます。 詳細地図

※詳細地図では、左のナビゲーション」から「コンテンツ」を選んでください。 そうすると、「全体」や「中国」などのメニューがでてきて、チェックボックスをオン・オフすることで、地図を切り替えることができます。 

※また各都道府県でクリックすると、都道府県名のローマ字と、人数や割合が表示されます。
※PCでの閲覧をおすすめします。


日本を訪れる外国人のニーズは?(2)トレンド編へ
外国人観光客の方へのアンケート結果をインフォグラフィック
にしてみました。


追記

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プロフィール

後藤真理絵

後藤真理絵

大学時代はエスノグラフィからのモノ作り研究。卒業後は某広告代理店系の制作会社を経て、通信キャリアでマーケティングリサーチ業務および、データを活用した新規事業企画に携わる。現在は、ヤフー株式会社にてアドテク周辺のデータコンサルとして、DSPやDMPのデータ活用支援に従事。

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