ニュース
» 2012年10月10日 更新

コミュニケーターとしてのキャラクター活用の現在 第1回 キャラクター・イズ・キングの時代なのか?

 世界で人気のキャラクターが多数存在する日本、物心ついた時から大量のキャラクターに囲まれて育った世代が50代前半に差し掛かっています。

 40代後半である筆者世代を例にとると、幼少時からウルトラマンや仮面ライダーなど特撮ヒーロー番組が毎週放送され、小学生でマジンガーZなどロボットアニメにハマり、中学~高校時代にはヤマトやガンダムの劇場版に象徴されるアニメブームの洗礼を浴びました。
大学~20代は少年ジャンプとテレビゲームの全盛期、最近は親子で平成仮面ライダーシリーズのグッズを収集と、骨の髄までマンガ、アニメ、ゲームに侵され続けていると言っても過言ではありません。

 そんな同世代にとっての楽しく懐かしい共通体験として、そして最近では性別、年代、地域、国の壁を超えたコミュニケーションツールとしての存在感を増しているのがキャラクターです。

 今や企業の大人向け商品・サービス広告や、官公庁・自治体の広報、コンビニでのコラボキャンペーン、ソーシャルゲームなど、あらゆるシーンで普通にキャラクターを見かける時代になっています。

 キャラクターを媒介として企業やブランドとのコンテクスト上のつながりを上手く作れれば、予想以上の大ヒット、というケースも珍しくありません。

 さらに、ネットで話題になったプロモーションや出来事をみると、キャラクターを軸に、クチコミ発信や参加を容易にしたものが多くを占めていることがわかります。
コンテンツ・イズ・キングの時代と言われて久しいですが、キャラクター・イズ・キングの時代がとっくに来ているのが今の日本だと言えるでしょう。

 そうは言っても、「キャラクター」と言われた時に思い浮かべるものは千差万別、好きなキャラクターは世代や嗜好性によって大きく異なりますし、人気タレントやお笑い芸人まで「キャラクター」の範疇にくくる人も多いかと思います。

 そこで、今回から始める連載では、以下について明らかにしていきます。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  • 「キャラクター」とは、そもそもどんな存在なのか?
  • 「キャラクター」は、どんなタイプに大別されるのか?
  • 「キャラクター」は、どんな人達に支持されているのか?
  • 「キャラクター」を、いかなる内容のコンテンツとして、どんな接点で展開することで、誰に対してどのような効果を発揮するのか?
  • 企業・団体でのコミュニケーション活動に「キャラクター」を使うことで見込める効果は?
  • 「キャラクター」を使った広告ならではの効果は?(タレント広告やノンタレ広告との違いは?)
  • 「キャラクター」の得意分野と苦手分野は?
  • オリジナルキャラクター開発・活用の成否を分けるポイントは?
etc......

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 まとめると、キャラクターを企業や団体のコミュニケーターとして用いることにはどんな意義があるのか、どんな役割を発揮するのか、調査・分析結果や具体事例を交えながら紹介していこうと考えています。乞うご期待ください。

 なお、当連載の内容は筆者自身の見解であって、筆者が所属する会社・団体の立場、戦略、意見を代表するものではありませんが、特定キャラクターの具体事例について詳しく書けない、など大人の事情が時々生じてくるかもしれません。

 また、筆者がここ数年注目し続けている、ご当地キャラ(いわゆる「ゆるキャラ®」)やご当地ヒーローについてのトピックが贔屓気味に出てくるかもしれませんが、そちらについても何卒ご了承いただけると幸いです。

 それでは、これからよろしくお願い致します。

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Loading

プロフィール

野澤智行(のざわともゆき)

野澤智行(のざわともゆき)

1964年栃木県生まれ、千葉大学文学部行動科学科卒業。ビデオリサーチを経て、アサツー ディ・ケイで、コミュニケーション領域でのキャラクター開発・活用・効果測定・分析までの業務を担当。日本広告学会会員、日本マーケティング・サイエンス学会会員。

「マーケター通信」購読一覧