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» 2014年3月19日 更新

現時点では「事実」かどうかは現時点では不明ですが、「派遣社員の食堂利用を禁止された」と言う情報が、ネットの質問掲示板である「教えて! goo」に載りました。そこから、様々なニュースサイトに転載され、ネットでも話題となっています。

元々の質問内容から、1企業が特定できるので、その企業への批判となって広まっている状況があります。企業名は、事実かどうか不明なので、この記事では、念の為に載せません。

今回の流れにおいては、

1. 「教えて! goo」の「昼食について」と3月15日の質問掲載
2. 質問を元にして、2日後の 3月17日に「キャリコネ」が記事
3. 転載で[2014年3月17日(月)15時]に「@Nifty News」へ配信
4. 転載で[2014年3月18日(火) 9時]に「BLOGOS」へも配信
5. 3月19日15時には、「教えて! goo」の該当質問は削除


「まとめ 派遣 食堂」で検索すると、2chなどの掲示板での情報なども含めた、膨大なまとめ記事も出てきている状況です。まとめ記事においては、さらに事実関係が不明な批判も追加されていると言う「炎上状態」とも言えます。

 

仮に、質問内容が事実だとすれば、著名な上場企業として問題ですから、早急な是正が必須です。

該当企業の立場で言えば、まず最優先なのは、事実確認です。が、事実でない可能性が高いのならば、間違った情報が広がるのを抑える為には、素早い行動が必須です。

実際に「事実でない」場合には、マーケティング業務、広報業務としては、どう対応するべきなのでしょうか?

・虚偽のネット上の情報
・虚偽に近い競合企業からの情報

と言うのがありますが、どちらにしても、事実無根ならば、早期に否定し、正しい情報を提示するのが重要だと考えます。

今回の事例であれば、早期に、正規のプレスリリースはしないとしても、

・該当ニュースサイトへの抗議と修正要望
・自社サイトでの正しい情報の提供
・社員や関連会社も含めた中の人への正しい情報提供
・代理店などの業務関連で関わる人への情報提供

を早期に行うべきだったと考えますが、あまりにもネット上での転載が速いので、該当企業の広報部門も後手後手になったのかもしれません。


3月19日現在では、大元の「教えて! goo」の質問は削除されました。が、キャリコネの記事も、そこからの転載記事も残っています。

記事の信ぴょう性として、キャリコネの記事を書いた時に、質問内容から推測できる企業は1社に特定されますが、その該当企業に取材していたのかとか疑問はありますね。

また転載するニュースサイトのチェックの仕組みはどうなっているのか、と言うと、@niftyニュースも、BLOGOS も転載した内容は、元の提供サイトに問い合わせるようにガイドラインがあり、責任を取るつもりは毛頭ないようですね。


IT業界の外資企業の一部では、虚偽に近い、勘違いさせる目的で、競合企業、競合製品との比較資料をばら撒く場合が多々ありました。
その場合に「品がない」「同じレベルに落ちる必要はない」と、正しい自社からの情報提供を怠った企業や製品は、ことごとく衰退して行ったのを見ています。
日本の文化としては、虚偽の情報を流されても、無視するとか、放っておくと言うのがありますが、それは、間違っています。虚偽の情報だとしても、多くの見込顧客に取っては、虚偽かどうかの判断ができません。大量に情報が流れてくると、それが虚偽なのに、真実だと認識してしまうのが、悲しいですが、人の心理です。


きちんと、虚偽の情報に対して、反論する資料の提示、情報提供する仕組みを整備しておくことが必要ですね。

日頃から、自社製品への(主に競合企業からの)批判に対する回答、対応方法、競合比較資料を準備しておくのは有効ですし、素早く動けるマーケティング組織、広報組織を整備しておくのが必須ですね。

広い意味での競合比較、競合対策として、考えておく話題でした。

また、特定企業を叩くと言う意味ではなく、

・正社員と、派遣社員などの非正規社員への福利厚生を、今後どうするか?

と言う建設的な議論につながっていくと、元々の質問が事実だったのかどうかは別にして意味があるネットの反応と言えるかもしれません。


以下、参考となるリンク先です。


キャリコネの該当記事
無料の社員食堂は「派遣社員の利用ダメ」 有名IT企業の「非情」
http://careerconnection.jp/biz/todaytopics/content_1229.html


キャリコネの運営会社 株式会社グローバルウェイ
http://www.globalway.co.jp/


@niftyニュースの転載記事
http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/cc-20140317-1229/1.htm


@niftyニュースのガイドライン
http://news.nifty.com/help/#helpCoverage04

BLOGOS の転載記事
http://blogos.com/article/82545/


BLOGOS のガイドライン
http://blogos.com/guide/guideline/

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池田秀一:Hidekazu Ikeda

池田秀一:Hidekazu Ikeda

ミドルソフトウェアや OSS についてのBtoBマーケティングにおいて外資企業、国産大手企業、ベンチャー企業と様々な環境での経験が豊富な『闘うマーケッター』。

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