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» 2013年5月30日 更新

目指せ! セクスィー・データサイエンス・マーケター データ探索って?~アナリティクスを始めよう!講座②

 
mini_oshima.gif 前回から開講した、「アナリティクスを始めよう!講座」。
  第2回の今回は「データ探索」を取り上げます。
  ビジュアル分析のサンプル画面を使いながら、データの傾向を効率よく把握し、
  分析対象とするデータを特定していくステップを勉強したいと思います。 
  

  まずは、前回のおさらいから始めましょう!

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 アナリティクスを始めよう!講座  【過去の記事はコチラ】
  第1回目 アナリティクスが成功に至る3つフェーズと最初のステップ「企画」
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アナリティクスを成功に導くためには3つのフェーズがあり、アナリティクス入門というべき「第1フェーズ」には4つのステップがあります。これら4つのステップはアナリティクスの「基本手順」であり、基礎となります。
3phases_s.gif

第1フェーズの最初のステップである「企画」段階ではアナリティクスを活用して何をしたいのかを明確化させて行きます。例えばある通販会社では企画段階で目的を明確化し、課題と目標、アナリティクスで明らかにするべきテーマを次のように整理しました。 

20_irst_01m.gif 

それでは、第2回の今回は、2つ目のステップ「データ探索」について勉強していきましょう。


 Step 2.データ探索 - アナリティクスで分析するデータを特定する


データ探索は、アナリティクスで分析対象とするデータを特定するステップです。社内にある販売データや顧客データ、Webアクセスログやコールセンターへの問い合わせ履歴など可能な限り幅広く調査してから、Step1 「企画」で設定した目標に対して関係性の高いデータを絞り込むことで、アナリティクスからより大きな成果を期待することができます。

mini_oshima.gif でも、集めてきたデータをずーっっと見ていたって、
  どのデータの、どの項目を調べるべきかって分からないですよね?


収集してきたデータの傾向や特徴を効率よく把握し、分析項目に関連性の高いデータを絞り込むのに威力を発揮するのが「ビジュアル分析」の手法です。データを俯瞰的に捉えられるだけでなく、顧客の休眠化に影響を与える大きな傾向は何かを一目で把握することができるのです。また、

実際に先ほどの通販会社におけるデータ探索を例にその内容を見てみましょう。

こちらのビジュアル分析画面のうち、左上のグラフでは、全顧客件数をアクティブ顧客と休眠顧客の人数に分けて表しており、休眠顧客は項目「0」で示されています(①)。さらに、性別ごと(②)、購入チャネルごと(③)、商品カテゴリごと(④)に顧客数を表示し、その中で休眠顧客がどの程度いるかを斜線で示し視覚化しています。

皆さんも、アナリティクスを実施するためにどんなデータを準備すれば良いか、データ探索してみてください。

【クリックすると拡大画面が表示されます】
tansaku1.jpg

さて皆さんはどんな傾向を見つけられたでしょうか?

例えばこんなことが分かりますよね。
 ②性別ごとに休眠顧客の割合を見ると、女性の休眠率が高いことが分かります
 ③購入チャネル別に休眠顧客の割合を見ると、Webで購入した顧客の休眠率が高いようです
 ④商品カテゴリー別に休眠顧客の割合を見ると、衣料品購入者の休眠率が高いようです
20_irst_02_s.gif

mini_oshima.gif すごい!分かりやすい!
  単にデータの羅列を眺めていても分からなかった、
  休眠顧客のいろいろな属性や行動履歴の傾向が一目瞭然♪


以上の事から、「Webだけから衣料品を中心に購入する女性顧客は休眠しやすい!」という仮説が立てられるかもしれませんが、これを証明するには、本当に「休眠化」に影響を与えたり相関関係にあるのかを確認する必要があります。ということで、この通販会社では、分析対象のデータとして次を選定しました。
 ・Web販売管理システムデータ
 ・コールセンター販売管理システムデータ
 ・店舗販売管理データ
 ・顧客属性データ
 ・購買履歴データ
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次はStep 3 「変数作成」です。アナリティクス成功の鍵を握る重要なステップです。
ここはあせらず、次回、ゆっくり勉強していきましょう!


mini_oshima.gifアナリティクスにおける「データ探索」の重要性を理解した私。
  じっくりデータを探索する虫眼鏡 3個をGetしました!

   20_irst_04_s.gif

 

【参考】
The beauty of data visualization」 David McCandless(2010年7月講演)
 視覚から入ってくる重要性について語っています。日本語訳付!オススメです。

 「私たちは過剰な情報に苛まれているように感じています。
  でも簡単な解決法があるのかも知れません。それはもっと目を使うことです。
  情報の可視化は重要なパターンや関連を見えるようにし、情報にデザインを
  与えることで意味が引き立ち、ストーリーが伝わり、重要な情報だけに集中
  できるようにします。」



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プロフィール

大島 玲子

大島 玲子

SAS Institute Japan株式会社 でBtoBマーケティングのキャンペーン企画/管理を担当。愛犬と一緒に、サッカー観戦をするのがお気に入りの時間。

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