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» 2013年8月21日 更新

目指せ! セクスィー・データサイエンス・マーケター 行政機関でデータマネジメントに挑む課長代理に突撃!インタビュー


 

前回の記事では政府機関版「CRM」を実現したオーストラリア税務局をご紹介しましたが、
日本の政府機関にだって、顧客分析やデータマネジメントに取り組んでいる組織があるんです。

ということで今回は、行政機関におけるデータ分析やデータマネジメントの取り組み事例を
学ぶべく、独立行政法人日本貿易振興機構 ビジネス情報サービス部ビジネス情報サービス課
田中 政輝氏に突撃インタビューをさせて頂きました。20130815_1.gif

実は田中さん、SASプレミアムラウンジの大人気連載
システム知識ゼロの課長代理が行政機関でデータマネージメントに挑んでみた!」の筆者でもあります。

連載では顧客マーケティングセクションの立ち上げから組織業務フローへの組み込みにいたるまで、プロジェクトで学んだ事や感じた事を静かに、しかし熱く語っていらっしゃいます。

Mrtanaka.jpg

oshima_mini.gif:日本貿易振興機構(ジェトロ)って、日本企業の海外進出を支援する
   経済産業省所管の独立行政法人ですよね。
   具体的にはどんな活動をしているんですか?

tanaka_mini.gif:海外55か国73カ所、国内37カ所にまたがるネットワークで日々収集している
   世界各国のビジネス情報を提供しています。さらに日本企業へのアドバイスや
   輸出販路の開拓、セミナーや展示会への出展支援といったさまざまなサービス
   を提供しています。

oshima_mini.gif:ふむふむ。ということは、
   ジェトロのお客様は「海外進出を目指す日本企業」ってことなんですね。

tanaka_mini.gif:そうです。
   例えば海外マーケットに食品を売り込みたいと考えている日本企業に対しては、
   その国の法制度や税務・労務、貿易実務、現地のニーズや展示会情報、さらに
   食文化に関する有益な情報をメールマガジンや刊行物、セミナーで提供したり、
   経験豊富なアドバイザーが相談にのっています。

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oshima_mini.gif:スゴイ!
   海外に進出する日本企業にとっての頼れるパートナーって感じなんですね!
   でも、当初、課題もあったんですよね?

tanaka_mini.gif:はい。ジェトロのお客様である「海外進出を目指す日本企業」との接点は、
  メールマガジンやダイレクトメールの購読者、個別面談を受けにきた相談者、
  そしてセミナーや展示会への出展社などさまざまな活動、部署にわたります。

  こうした情報はジェトロ内の各部門や地方拠点など46部門で個別に管理され、
  部門内でのみ共有されていました。つまりダイレクトメール登録者の情報は
  メール担当部署、個別面談の参加者情報は最寄りの地方拠点が管理すると
  いった状態で、完全にサイロ化していたのです。  

20130815_4.gif  

  顧客の過去の行動履歴やサービス利用履歴を顧客単位に全社規模で参照する
  ことができないという事は、同じ顧客に対して部門間で協調のとれた対応を行う
  ことも困難であると同時に、顧客情報を分析し適切なサービスを提供することも
  難しかったのです。

oshima_mini.gif:うひょー!それは大変。失礼ながら、あんまり素敵じゃありません・・・。
   それでジェトロ内に散らばった顧客データを1ヶ所に集約し全社的なデータ活用
   を目指すプロジェクトが始まったんですね!

tanaka_mini.gif:はい。
   「システム知識ゼロの課長代理が行政機関でデータマネージメントに挑んでみた!」
   の連載のStory1でご紹介したのは、各部門のスタッフが様々なツールや形式
   で管理してきた顧客データを1つのデータベースに登録・集約するステップでした。
 
   さらに40万件すべての顧客あてに組織全体での個人情報活用の同意を得る
   ための確認書を送付しました。個人情報保護法以前に収集した顧客情報の
   活用とともに、情報鮮度の維持や顧客の関心・ニーズの確認も行いました。
   お手数をおかけしたお客様から「いつも情報を提供してくれてありがとう」など
   感謝のお言葉まで頂戴しました。あれは嬉しかったですねぇ。 

oshima_mini.gif:うんうん。田中さんの連載、楽しく読ませて頂いています!
   Story1では、地方拠点の理解や協力も広がってきましたし、この後の顧客分析
   もチョチョイノチョーイですね!

tanaka_mini.gifチッチッチッ! 我々の取り組みの本番は、ここからです。
   Story1は序章です。幕開けに過ぎません。
   我々はこの後、「データの品質」という大きな課題に直面するわけですが、
   それは、これから連載が始まるStory2 で詳しくお話したいと思います。

oshima_mini.gif:うぅ。データ活用って一筋縄ではいかないんですね。
   このブログでも、データ準備が分析作業の75%を占めるなんて事例をご紹介
   したことがありますが、生々しい現場のお話から、改めて実感しました。

   ところでジェトロのような政府機関、しかも企業が顧客という組織において、
   顧客分析に取り組まれるってちょっと意外だったんですが、きっかけは何だっ
   たんですか?

   ・・・・・って、なんだか興奮して、一気にお伺いしちゃいましたね。
   ちょっと落ち着くためにも、田中さんの連載があるSASプレミアムラウンジに
   場所を変えて、ゆっくりお話し聞かせて頂けますか?

 mini_oshima.gif田中さんのお話にすっかり夢中になってしまった私。
  ということで、インタビューの続きは、SASプレミアムラウンジでご覧ください!
  

 


    

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プロフィール

大島 玲子

大島 玲子

SAS Institute Japan株式会社 でBtoBマーケティングのキャンペーン企画/管理を担当。愛犬と一緒に、サッカー観戦をするのがお気に入りの時間。

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