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» 2014年3月10日 更新

炎上を恐れないコンテンツマーケティングの理論と実践 モード誌『GINZA』から学ぶ、webのユーザビリティを紙に、という発想

少々古いニュースですが、まずはこちらの記事をご覧ください。

 

「ギンザ(GINZA)」(マガジンハウス)は、2011年5月号からアートディレクターに平林奈緒美を迎えてリニューアルを行なってきたが、第2フェーズを迎えるにあたり、2014年2月売り号からクリエイティブ集団ティーエイチエー(tha ltd.)の阿部洋介をアートディレクターに迎え、また新たな「ギンザ」を目指す。

出典:http://www.wwdjapan.com/business/2013/12/28/00008819.html

 

参考:阿部洋介氏のインタビュー記事(2011年掲載「ネット広告ガイド」より)

 

 

まさかの雑誌のアートディレクターにweb出身の阿部さんを起用!

その理由について、GINZAの中島編集長は

 

 

・阿部洋介を起用した理由

「ギンザ」は14年2月売り号から、次の山を登ろうと思います。 第1フェーズのような鋭さで凌駕する登山ではなく、今度はよりたくさんの読者を巻き込 んで未来を模索するような、緑の美しい山になるような気がしています。紙からウェブへ、は普通ですが、ウェブから紙へ、という話は聞いたことがないですよね。 阿部さん本人のしなやかな感性はもちろんですが、ウェブのユーザビリティの意識の高さ、情報処理能力の高さは、きっと「ギンザ」に新しい魅力を付与してくれると思っております。

出典:http://www.wwdjapan.com/business/2014/01/07/00008993.html

 

 

と語っておりまして、GINZAは2011年のリニューアルから、とてもネットと親和性の高いコンテンツが多くなったなーと思っておりましたが(「it girl」を「アイティーガール」を読んでみたり、コラムに安全ちゃんを起用していたり)、2013年とお別れの挨拶が近づいてきた時期に、さらにネットに近づく人事発表がなされるとは。非常に驚きでした。

以下の記事にもありますように、数年後の読者層となる人たちは、当たり前にスマホでインターネットを活用しているため、いわゆるスマホ的な情報接触態度とモード誌の情報接触態度の違いをなめらかにつなぐためのアプローチ方法ということなんでしょうかね。

 

3年後、「ギンザ」の読者になるべき若い人たちにとって「雑誌を読む」という行為はどう感じられるのか。スマートフォンで無料の情報を拾いながら生きてきた人たちに対して、今後「ギンザ」という媒体がどうコミットしていけばいいのか。

出典:http://www.wwdjapan.com/business/2014/01/07/00008993.html

 

webのUIやUXが、歴史ある「紙」に応用される日がくるだなんて...。

最後に、GINZAのアートディレクターが阿部さんに変更となった3月号のなかから、私はデザインについては素人ながら「webっぽいなぁ」と思ったページをご紹介したいと思います。

写真は載せられませんので、ぜひお手元にとってwebっぽさを感じてもらえればと思います。

 

P053 CHANELのページ:写真と文字のレイヤーがweb的

P099 掲載されている4枚の写真の距離感がスマホ・タブレット的

P100,101 見開きページ下部の正方形の写真の並びがweb的

P129 右側に配置されている文字のフォントの細さや軽やかさ、詰まっていなさがweb的

P204 SK-ⅡとDiorのコスメの写真のレイヤーっぽさがweb的

 

 

来月号も楽しみです。(また分析します!)

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プロフィール

室谷良平

室谷良平

オリンパスでの医療ITシステムのQAを経て、2013年にITスタートアップ企業の株式会社リビジェンに入社。現在は「Smart Survey」のマーケティングを担当。

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