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» 2016年12月15日 更新

WebアナリストのUX戦略思考 顧客志向を昇華する:戦略的に考えるUXデザイン(ビジネスアジリティ編)

UX戦略と戦略的UX(ビジネスアジリティ編)

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アジャイル開発とUXデザインの統合について多くの実績を持つ、チャールズ・B・クライツバーグ(Charles B. Kreitzberg)氏に協力して「UX Strategy and Strategic UX」という資料を翻訳しました。今回は前編の「ビジネスアジリティ編」として、まずは10ページの内容を閲覧・ダウンロードできるようにしています。訳出はUXデザイナー、コンサルタントとして活躍する川合 俊輔さん、大谷 直也さんに手伝っていただきました。

参考として、内容の一部を以下に抜粋します。

"UXデザインにおけるユーザ中心設計を実践すると、開発の流れも合理化されます。ユーザ中心設計プロセスでは、まず対象ユーザとそのニーズを明らかにします。その後、提案された製品をモデル化するためにワイヤーフレームとプロトタイプを構築します。これらのモックアップにより、高額な多くの開発が行われる前に、何を開発しているのかについて関係者が具体的に理解できるようになります。"(p.2)

"私は、UX戦略と戦略的UXという2つの異なる概念があると考えています。これら2つの意味は全く異なっていますが、それらについて書かれた記事の多くは、両者を混同しているように見えます。私がこの言葉を使うとき、UX戦略は、組織がビジネスにUXを組み込むための方針を示しています。戦略的UXは、組織がそのビジネス戦略を定義し推進するために、エクスペリエンスデザインを活用する方法を示しています。"(p.4)

"エクスペリエンスデザインが一般的な戦術アプローチの示唆よりも広範であり、価値を持っていることが分かるでしょう。エクスペリエンスデザイナーとして私たちはユニークな存在であり、顧客中心でその要求に素早く応答できるようにすることで、組織がアジャイル経営の利点に気づくための手助けができます。私たちがもたらすこの価値こそが、戦略的UXの意義を証明する核になっているのです。"(p.6)

"アジャイル開発の方法論はウォーターフォール型のアプローチと比べて多くの利点があり、21世紀の企業として理にかなっています。しかし、アジャイルプロセスはエクスペリエンスデザイナーによって概念化されたものではなく、コード開発に偏ったものです。アジャイル開発に移行する組織は多くなっていますが、それによってUXのリーダーシップを妨げてしまう可能性があるのです。"(p.8)

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プロフィール

若狹 修

若狹 修

ウェブ解析を軸としたKPI設計、マーケティング施策、コンテンツ改善のコンサルティングに従事。現在、原点である人間工学を基に、ユーザ調査など様々な分野のアプローチを相互補完的に活かした研究と提案を行っている。

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