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» 2014年1月18日 更新

最近小売業の方々とお話している中で、
消費税増税前という時期もあり、クーポンだ、割引だ、プレゼントだ、と

プロモーションフェーズになると オファーを片手にテクノロジを駆使して様々アプローチしていますが、
やはり「無理」がどこかで来ているのではないか、という話がありました。

 マーケティングの授業で最初に習う、 「マズローの5段階欲求」では

①生理的欲求(Physiological needs)

    ↓

②安全の欲求(Safety needs)

    ↓

③所属と愛の欲求(Social needs / Love and belonging)

    ↓

④承認(尊重)の欲求(Esteem)

    ↓

⑤自己実現の欲求(Self-actualization)

と人間の欲求を5段階に分けて定義しています。

その中で特にこれからのシニア市場を考えると、 超高齢世代においては当たり前ですが、
第一欲求でもある「生理的欲求」が改めて高まるのではないか、 という議論になりました。

 ウィキペディアによると・・・
生理的欲求(Physiological needs)とは、
生命維持のための食事・睡眠・排泄等の本能的・根源的な欲求 極端なまでに
生活のあらゆるものを失った人間は、 生理的欲求が他のどの欲求よりも最も主要な動機付けとなる。
一般的な動物がこのレベルを超えることはほとんどない。

_____________  
総務省調べによると、現在の人口推計で 65歳以上の高齢者人口が約3200万人
80歳以上の人口が約1000万人という状況の中で、

 「暑い」「寒い」「眠い」「お腹が減る」「トイレ」など・・・

 「便利だ」「得だ」「楽しい」「美しい」ももちろんありますが

人間の生活の根本に関わるような、
生理的欲求に基づいた、「無理しないマーケティング」は 改めて見直されるかもしれません。

「気温の変化」や「体温の変化」を気にしたり、

「生きる為に」食べたり

「トイレのタイミングと内容」を気にする

ある一定層が思っている以上に急速に増える中で、
そこを感じる世代やグループに価値を提供し、
テクノロジを活用して解決策を提案出来る企業が
これから増加・支持される時代になると思っています。

その理由として3つあるかと思います。
①国のオープンデータ解禁と活用推進  
気温データや地域住民の暮らしのデータ、学力や教育や運動能力データ等、  
国が統計を取っているデータは開示される方向に向かっています。  
自社のデータと組み合わせて活用を模索する企業は増えていますし、  
より生活に密着したサービスが生まれる可能性が高いと感じています。

②予防医療と健康意識の高まり  
健康意識の高まりが 「病気になってから考える」から「病気にならないように考える」と意識が進むと思います。  
健康診断や病歴データ、保険データ等のアプローチから生活に与えるサービスが
沢山生まれると思っています。  

③スマートフォンの普及とリアルタイムなデータ分析とアプローチ  
データ活用や意識の高まりを表現するツールとして
肌身は出さず四六時中持っているスマートフォンは重要な役割になると思います。  
既に生活や健康に関わる沢山のアプリは開発されていますし、  
接続する機器も増えています。この傾向は今後も続きますし、
「無理しないマーケティング」にかかわるビジネスを表現しているかもしれません。

  最後まで読んで下さりましてありがとうございました。

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プロフィール

佐々木 卓也

佐々木 卓也

2000年にマーケティング会社であるフュージョン株式会社に入社。現在代表取締役社長。小売業・メーカーにおけるCRM支援やID付POSデータ分析システムの提供と活用支援等、幅広い知見で顧客との距離を縮めるサポートを行っている。米国DMA公認ダイレクトマーケティングプロフェッショナル。

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  • Webサイト構築
  • ソーシャルメディアマーケティング

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