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» 2014年6月 4日 更新

待ったなし!「市場の変化」と「テクノロジの進化」に対応する、データ活用の現場と小売業の次世代マーケティング戦略。 5 Steps of omni-Channel Strategy(オムニチャネル戦略の5つのステップ)とomni-channel retail creates new KPI(オムニチャネル小売が新しいKPIを生み出す)

最近小売業や卸・メーカーの方とオムニチャネルについて お話する機会が非常に増えています。
主に大手小売業のニュースにある通り、 小売業主導で取り組みが進んでおりますが、
流通業態、都市部と地方、業種によって解釈や温度感、
取組みの進捗も まだバラつきがあると感じています。

前回投稿記事でも書きましたが、

おさらいとして、オムニチャネルとは・・・
実店舗やオンラインストアをはじめとする あらゆる販売チャネルや流通チャネルを統合すること、
および、そうした統合販売チャネルの構築によって
どのような販売チャネルからも同じように商品を購入できる環境を実現することである。
weblio辞書より

沢山の方々とお話していると、 オムニチャネルを実現する場合、
その取組みについて「順序」があると思っています。

5つのステップに分けて概略をお話すると、
【第16回挿絵】itmdeia①.jpg

①「在庫管理システム」の強化
 まずは在庫管理を「店舗在庫」から「企業在庫」としてとらえ、
 SKU・単品単位で把握出来る様に整備します。
 また、リアルタイムな在庫状況把握も重要になります。

②「ロジスティックス(物流)」の整備
 次に店舗在庫・店舗のセントラル在庫センター、ECの配送センターの在庫の間と
 受け取り場所(顧客先・受け取り指定店舗など)への
 自由なスピード配送を実現する必要があります。

③「売価管理システム」の強化
 チャネルを横断する事を意識すると、必ず商品売価の管理が課題になります。
 リアル店舗の単店舗や、エリアなどで売価を変化させている場合、
 タイムセールや特売の管理、ECでの売価の管理等
 矛盾や不利益が発生しない様に管理しないと顧客は非常に敏感ですし、
 指摘する情報のの拡散も早いです。
 売価のマネジメントの強化がより必要になります。

④「販売チャネル」の充実化
 ①から③が実現して初めて、ECや店舗内での宅配注文等が実現します。
 単にECを始める、店舗からスマホで注文できる様にしても
 ECや店舗スマホ注文を別な顧客として扱っている場合は
 顧客を中心とした真の意味でオムニチャネルとは言えず、
 単純な販売チャネルの追加に過ぎません。

⑤「販促チャネル」横断の実現
 リアル店舗の店内でもECの販促、ECでもリアル店舗へ送客の販促、
 チャネルを横断したポイント付与の販促など、
 企業と顧客が一対一の関係になり、ここまで来て初めて
 いつでもどこでも、自分たちの商品を自由にお買い物頂ける環境の中で
 チャネルを横断した、自由な販促が可能になります。
 またオムニチャネルが実現すると、販売チャネルごとの制約が無くなっていくので
 企業ブランディングがしやすい環境となると感じています

また、前回の記事でも掲載しましたが、
オムニチャネルによる、「新しいKPI」が生まれる可能性があります。
まだ取組企業も少ない状況ですが、 業種毎の標準的なKPIが共有され、
今後各社独自の企業ノウハウとして 蓄積されると思っています。
【第16回挿絵】itmdeia②.jpg

最後まで読んで下さりましてありがとうございました。

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プロフィール

佐々木 卓也

佐々木 卓也

2000年にマーケティング会社であるフュージョン株式会社に入社。現在代表取締役社長。小売業・メーカーにおけるCRM支援やID付POSデータ分析システムの提供と活用支援等、幅広い知見で顧客との距離を縮めるサポートを行っている。米国DMA公認ダイレクトマーケティングプロフェッショナル。

カテゴリ

  • Webサイト構築
  • ソーシャルメディアマーケティング

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