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» 2014年10月21日 更新

待ったなし!「市場の変化」と「テクノロジの進化」に対応する、データ活用の現場と小売業の次世代マーケティング戦略。 コトラー教授が「マーケティング4.0」を発信しました!自己実現マーケティングの時代。

9月末に日本にて大規模なマーケティングイベントが開催されました。
ワールドマーケティングサミットジャパンと言います。

そこでは国内外のトップマーケターが集結するのですが、
私自身も大尊敬している、マーケティングの神様、
コトラー教授から新しい発信がありました。

それは・・・
「マーケティング4.0」です。
マーケティング4.0とは「自己実現(self actualization)」だそうです。

コトラー教授がマーケティングの歴史の中で
マーケティング1.0・・・製品中心志向
マーケティング2.0・・・顧客の機能的満足
マーケティング3.0・・・顧客の価値や精神的満足
マーケティング4.0・・・顧客が享受する商品サービスを利用した結果重視・実現された姿
と提唱しています。

この記事を見た時に私はやはりこれから日本にも
「ダイレクトマーケティングの時代」が来る!と確信に変わりました。

ダイレクトマーケティングの顧客アプローチは、
顧客へ結果と実現する姿をコミットし、それに対してのレスポンスも結果で検証するという、
顧客も企業も「結果」「ROI(投資対効果)」重視のコミュケーションが基本です。

そんな中で大手小売業・メーカー等も
「ダイレクトマーケティング事業を売上の20%に」といった、
顧客から商品やサービス利用の結果をダイレクトに反応として受け、
商品・サービス開発や、販売ノウハウとしていこう、
という取り組みがまさに増えています。

この様な傾向が多い中で、
「マーケティング4.0」として定義され発信された事は
今後の日本のマーケターに大きな影響を与える
重要なポイントではないかと思います。
(特にコトラー教授信者も多いと思うので・・・)

マーケティングの講義の中で「ドリルと穴」の話があります。
ドリルメーカーを事例にマーケティングの話をします。
マーケティング1.0・・・手動ではなく電動ドリルです。
マーケティング2.0・・・一秒間に100回転するドリルです。
マーケティング3.0・・・綺麗な穴を貴方に提供します。
マーケティング4.0・・・あなたの仕事の生産性が1時間向上するドリルで、
           メリハリのある仕事をする自分

今までは「顧客はドリルが欲しいのでは無く、穴が欲しいのだ」と教えていましたが、
これからは「顧客はドリルも穴も欲しいのではなく、
      メリハリのある仕事ができる自分のためにドリルを欲しいのだ」といった
教え方になるかもしれませんね。

そうなると、本当にドリルが必要なのか、という目的に対して本質的な議論が出来、
顧客にとって本当に必要な道具をドリル以外で用意出来ないのか、
という議論になるのではないでしょうか。
実現出来た企業は本当に強い商品サービス開発が可能になっていくのだと思います。

数年おきにコトラー教授はバージョンアップして、
何やらマーケティングは流行り廃りがあるもの、に見えがちですが、
お話されている事はいつの時代も不変的な、人間の心理や欲求に沿ったお話なので
いつも気に留めて置くと、普段の企業活動をゼロベースで考えるきっかけになるかと思います。

最後まで読んで下さりましてありがとうございました。

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プロフィール

佐々木 卓也

佐々木 卓也

2000年にマーケティング会社であるフュージョン株式会社に入社。現在代表取締役社長。小売業・メーカーにおけるCRM支援やID付POSデータ分析システムの提供と活用支援等、幅広い知見で顧客との距離を縮めるサポートを行っている。米国DMA公認ダイレクトマーケティングプロフェッショナル。

カテゴリ

  • Webサイト構築
  • ソーシャルメディアマーケティング

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