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» 2013年2月 8日 更新

グーグル検索で読み解くユーザー心理 日本唐揚協会に学ぶマーケティング

日本唐揚協会の代表理事である安久さんが書いた本、
マーケティングの勉強になったので簡単に紹介します。

■日本唐揚協会とは

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唐揚好きによって構成される団体で、
会員は昨年10月時点でなんと15000人もいるそうです。
最初は唐揚好きというところから始まってノリでつくったとのこと。

■知名度がない段階でのPR方法

当時はニュース系サイトが主流だったので、
あえてプレスリリースを出さずにブログでちらっと紹介したところ、
いろいろなネタ系のニュースサイトが情報を拾って、拡散した。
(安久さんのブログにある程度のアクセスがあるという前提です、
今、普通の人が仕掛けるとしたら、2ちゃんまとめ、ネイバーまとめ、twitter、はてぶなどが該当するでしょうか。
戦略的にネタをうまく拾ってもらって拡散してもらうというのは、とても重要な考え方だと感じます)

■興味をひく仕掛け

HPにはあえてひよこや鶏のリアルな画像をのせた。
あえて「かわいそう!」とクレームがくるようなものにした
(突っ込みどころ、隙をつくる。
いまでいうとtwitterやFACEBOOKなどより拡されやすいインフラが整っているので、
突っ込みどころをつくるという考え方はとても重要です。
日清チキンラーメンの生誕54周年企画も「なぜ55周年ではないのか?」というつっこみどころをあえてつくったことで、
twitterで最大の盛り上がりを見せたそうです)

■メディアでの露出は強力

会員が1000人を超えると、
雑誌→ラジオ→新聞→テレビ
とわらしべ長者的にメディアからの取材が増えた。
(雑誌や新聞にのると、別メディアの取材が増えるというのはよく聞きます。
これはメディアの人間もネタ探しのために新聞や雑誌などを読んでいるからだと思われます。ラジオやテレビと違って企画会議などで共有がしやすいというのもありそうです)

■大手スポンサーもついた

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唐揚げイベントでは日清フーズ、Jオイルミルズ、アサヒ飲料が協賛、
ついにはローソンの唐揚くんのプロデュース
コイケヤ、ニチレイフーズなどともコラボレーション。

(言って見れば歴史も財力もほとんどない社団法人が(大変失礼ですが)、
ここまでの大手スポンサーをつけられるまでに急成長したのは
素晴らしいことで参考にして見習うべきことだと思います。

これだけ大手企業がスポンサーがついてくれると信用力がかなりつきます、
1社有名なところがついてくれるだけで正直見え方が随分変わるものです。
それを見て「ああこんな企業がスポンサーなんだ」と思ってくれたという話も載っています)

■マネタイズについて

会員費などは一切とっていなく、
協会本体のマネタイズとしてはカラアゲニストという唐揚協会会員の名刺を販売しているだけ
(名刺はくばられるたびに確実に話題になり宣伝になるわけで、とてもうまい部分です)

■面白いことをヒットさせるコツ

安久さんは
好きを仕事にして勝つ法則として

面白いことを低予算で数を打つ
面白くても外れることが多い。ダメなら即撤退。
ということも述べています。

今はランディングページ1枚だけあれば出来る、
ウェブサービスもあって、工夫すれば数万円でサービスやコンテンツを作ることが出来ます。

また運用のいらないコンテンツであれば、
維持費もサーバー代とドメイン代くらいです。(年間数千円あれば十分です)

ソーシャルメディアという発信の機会が誰でも与えられていて、
アイディアや切り口次第で、多くの人の注目を集めることも出来ます。

上記は本書の一部であり、
他にも唐揚協会が出来ていくまでのストーリーを中心に、
参考になる話が満載の本です。
ご興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

(※amazonへ飛びます)

★まとめ

簡単にうまくいったように見えることでも、裏ではたくさん失敗している。
マーケティングは工夫次第でやりようはいろいろ。

ラビットSEO(http://rabbitseo.net/
鶴谷智洋

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プロフィール

鶴谷智洋

鶴谷智洋

ラビットSEOというコンテンツSEO事務所をやっています。前職は、e-まちタウン株式会社で自社ポータルのwebマーケティング、法人向けSEO事業等やっていました。Web上で紹介、リンクしたくなる良いコンテンツとは、というのを研究中です。アプリマーケティング研究所というアプリのマーケティングブログも運営中。

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