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» 2013年3月21日 更新

グーグル検索で読み解くユーザー心理 メディアの新規立ち上げは忍耐!クラシファイドサイト"ジモティー"の話

日本最大級のクラシファイドサービス、
ジモティーの代表加藤さんに取材でお話を伺ってきたので、
その中でサイト立ち上げ期の話など、参考になった情報をシェアしたいと思います。


■ジモティーとは?

東京版ジモティー 無料広告の掲示板.png

個人の「譲りたい」と「もらいたい」を地域ユーザーでうまくマッチングした、
ネット上でフリマ的なことができるようなサイトです。

ジャンルとしてはクラシファイドサイトと呼ばれる、
個人広告を集めて展開するサイトです。(※クラシファイドサービスとは
ジモティーは、このジャンルでは日本最大級といえるでしょう。

PCサイトから始まっていますが、
現在はandroid、iphone両方にアプリをリリースしています。
月間のPVは約500万ほどあるそうです!なかなかすごい。

ジモティーは2011年4月にテスト版を開始。
2011年11月に本番スタート。

代表の加藤さんは、リクルート出身。
リクルートでは新規メディアの立ち上げ・既存のメディアの拡大、両方の実績のある経緯豊富な方ですが、
ジモティーの0からの立ち上げには、とても苦労されたそうです。

★苦労した立ち上げ期


■最初は知り合いから!

最初は「知り合いから当たろう」とアタックリストを作った。
社員の友達知り合いに「誰にあたれそうか」というのをピックアップして、
一件一件「のせてくださいお願いします!」
というのをやっていくところからはじまった。

ジモティーの投稿って取引をしたい人が情報を投稿しないと意味がない。
ちゃんとしたモチベーションの人に投稿してもらう必要が有るので、
社員で投稿するとかが出来なかった。

■フリマにもいった!

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フリマにいって主催者の方に「出品してもらえないですか?」と相談したり、
出品者の方に「ここで投稿してもらえないですか?」とビラを渡したり、
当時はアプリもまだなかったので、
ipadをもっていってその場で「投稿してください」とやっていた。

スーパーの前で主婦を待ち伏せしたりとか。
公園にいっていきなり話しかけたりとか。
大学にいって大学生に話しかけて不審者扱いされたりとか。

思い出すほど、苦しい話しかでてこない。


結果が一気にで始める瞬間というのはあった?

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半年くらい続けて、徐々に徐々に数字があがってきたというのが実態。
「何をやったから?」というのは良く聞かれるが、
アプリのリリース時などは数字が動く背景としてあったが、
地道な積み上げを繰り返してきただけ。

忍耐に近い。
我慢できるかというのが、
新規事業で一番大事なんじゃないかなと思います。


★現在では月間約PV500万と、ある程度形になってきて、

いまではとてもアクティブなユーザーも多い良いサイト!


■盛り上がってるジャンルは?

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家具・家電が人気のコーナー。
地域性を前提にしているので、あまり通販主体ではない。
例えば、無料で冷蔵庫洗濯機さしあげますってやると、
「はいはいはい!」とたくさん利用者から問い合わせがきて
あっという間になくなる。

ペットの里親募集の案内なども非常に引きが強い。

■ヘビーユーザーもいる?

ヘビーユーザーがとても多いサイト。
良い商品がないか、張り付いて見ている人もかなりいる。

数十万クラスの会員サイトの割には、
一人あたりのPVも非常に高いです。

■予想外なおどろきの出品物などありますか?

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一番衝撃的だったのが
「300坪の土地あげます」「別荘あげます」といったようなものがインパクトがあった。

イカ釣り漁船、歯科医院のベッドが出品されていたり。
歯科医院のベッドは1500万円とか書いてあって、誰が買うんだろうなと思った。笑

ニッチな商材という意味では農家で米売っている人もいる、
料理したものを売っている人もいて、それは削除するのだが、
おにぎり握りましたって売っている人とか。
おにぎりは米を出品している人が売っていた、
米が余ったので握ったら売れるとおもったのかな笑
ちょっと間違っているんじゃないかと、笑

※ジモティでは、加工品のうち、保健所の許可のないものは出品NGとしている。
詳細をご覧いただきたい方は、下記のページの1−13をご参照ください。


■使っている年齢層は?

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50~60代以上が結構な比率でいる。
びっくりするくらいお年寄りが多い。

最近やっとアプリの影響もあって10代が増えてきたが、
30代が一番多い、40代以上も30%以上いる。


■アプリをだしてみていかがでしたか?

アプリを出すと10代が驚くほど増えた。
10代20代が増えて、問い合わせも増えた。

モノを持っていないので、モノが欲しい世代。
問い合わせのアクティブ率も高い。

先日、大学生30人くらいの前で話してきたのですが、
こういう投稿が有るよというのを話したら、
帰ったらつかおう!という子もけっこういて、反応自体も良い。


■これからの展望方向性は?

今まで通りの路線でこのままユーザーと増やしていくと言うのが方向性。
地道が一番。
ビジネスモデルも基本的には変えない。

ベースのクラシファイドサイトとしてのサービスを成立させて、
広告モデルでやっていくというのがまずは第一です。


★最後に


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ジモティーは取材後にサイトを使い始めましたが、
無料で不用品処分が出来たり、
逆にちょうど欲しいものが無料でもらえることがあったり、
「欲しい」と「いらない」をうまくマッチングするようなサイトになっています。

引越しシーズンのものの処分や、
ひな人形、ランドセル、ベビーベッドなど、
シーズンや時期が終わるといらなくなるものなどの処分にはとても良さそう!

PCサイトはもちろん、android,iphoneのアプリも両方リリースされています。
ぜひ一度覗いてみてください!

取材協力     :株式会社ジモティ
ジモティPCサイト :http://jmty.jp/

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鶴谷智洋

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プロフィール

鶴谷智洋

鶴谷智洋

ラビットSEOというコンテンツSEO事務所をやっています。前職は、e-まちタウン株式会社で自社ポータルのwebマーケティング、法人向けSEO事業等やっていました。Web上で紹介、リンクしたくなる良いコンテンツとは、というのを研究中です。アプリマーケティング研究所というアプリのマーケティングブログも運営中。

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