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» 2013年5月22日 更新

グーグル検索で読み解くユーザー心理 "キレイになるお守り"に"メール参拝"ネット時代の神社「気多大社」

■気多大社のコンテンツが突き抜けていた

石川県の気多大社では、
縁結びの祈願のために20~30代の女性が多く訪れている
という記事が日経MJ新聞に掲載されていました。

「石川県なのに人くるんだ・・・」と思って、
何気なくHPを実際に見てみたところ、
割と女性向けのコンテンツが多く用意されています。

ちょっと仕組みがよくわからないですが、
「キレイになるお守り」なるものまで登場していたり、
お守り授与|パワースポット 縁結びの神様 神社 気多大社.png
(なかなか、カジュアルなネーミングですね)

お守りは神社でお受けください。
ただし、諸事情により神社に来ることができない方は
一部のお守りに限り郵送いたします。とのこと

これももっとよくわからないですが、
キレイむすび祈願」という、
メールでお願いごとをするサービスまで。

また、これはなかなかスゴイと思ったのが、
神社でかなった恋話(恋愛話)・神社でかなった願いが
60000以上テキストで掲載されているところ。

これは、ECサイトとかでいう、
成約率を高めるための"お客様の声"に当たるコンテンツですので、
これを見て、よしせっかくならこの神社にいこうと思った方も多いのではないでしょうか。


さらにさらに、Facebookページも開設されていて、
気多大社.png

写真やイベント情報中心に投稿されていて、
数十いいねが押され、コメントもよく書かれています。

ツイッター、Facebookでも、"気多大社"で検索すると、
恋愛関連の話題での若い女性の方の投稿が見受けられ、
わりとネット上でも話題にのぼっているようでした。


■ぶっきらぼうな神社よりは余程良い

正直、「キレイになるお守り」とかよくわからんと思ってしまったりもしますが、
運営戦略というかマーケティング的には、非常に感心した部分がありました。

Facebookページまであるところをみると、
きっと広報PRなんかも、頑張っているのではないでしょうか。

ぶっきらぼうに神社を運営しているよりは、
余程、差別化できていると思いませんか?

ターゲットを決めて、それにふさわしいコンテンツを発信、
メールでお願いごとを送れたりで現代向けにコンテンツを最適化したり、
ちゃんと女性を意識したバナーやコンテンツをつかってHPを公開しているところ、
は神社らしからぬところで、とても素晴らしいなと感じました。

結局、どんな業種も「何でも屋さん」だとお客さんの心にささりにくいので、
長所に特化することは、例え神社であっても必要なことだと思います。

気多大社は、元々有名な神社なのかもしれませんが、
神社にしてはかなり突き抜けたホームページだなと関心したので、紹介してみました。

P.S.
株式会社システムクリエイツ小杉 博俊さんより、
補足として有意義なコメントをいただきました、

「神社本庁と言う組織から脱退しているので、こんな運営ができます。
日本のほとんどの神社は、この神社本庁に属しています」

少し調べてみたところ、

神社本庁というのは、
wikipediaによると、日本全国約8万社の神社を包括する宗教法人で、
昭和20年代の戦前に設立されています。

90%以上の神社は神社本庁の所属に入っているということですね。
だからリベラルな神社は少ないのですね)

同じくwikiより、
有名な神社であっても、神社本庁との被包括関係を有せず、
単立宗教法人として運営される場合がある。
鎌倉宮・靖国神社・日光東照宮・日光二荒山神社・伏見稲荷大社など。
とのこと。

ラビットSEO(http://rabbitseo.net/
鶴谷智洋

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プロフィール

鶴谷智洋

鶴谷智洋

ラビットSEOというコンテンツSEO事務所をやっています。前職は、e-まちタウン株式会社で自社ポータルのwebマーケティング、法人向けSEO事業等やっていました。Web上で紹介、リンクしたくなる良いコンテンツとは、というのを研究中です。アプリマーケティング研究所というアプリのマーケティングブログも運営中。

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