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» 2013年6月 3日 更新

グーグル検索で読み解くユーザー心理 他社を宣伝して売上UP。ニューデイズの二度おいしいラッピング広告

■ラッピング広告することでニューデイズの売上も上がった。

JR東日本リテールネットは、
JR構内のコンビニエンスストア「ニューデイズ」を使った広告事業を、
本格的に開始するそうです。

店舗自体をお店を飲料や菓子などの、
ラッピング広告媒体にして、
対象商品の専売コーナーも設置するそう。

こんな感じ。


そして、
第一弾のニューデイズ舞浜駅に展開している、
「午後の紅茶」のラッピング広告が非常に好調とのことで、
午後の紅茶専用の冷蔵コーナーも設置し、
「午後の紅茶」の販売数量は前年同期の1.8倍。
店の売上も5%増えたとのこと。(冷静に考えると、別の要因の可能性も)

5%の売上UPというと、
ニューデイズの平均日販は60万円ほどなので、
月に90万円くらい売上が増えましたよっていうことですね。
(粗利でいうと20~30万円とかの世界でしょう)

■コストをかけないで宣伝している。

ニューデイズとしては、コストなしで、
商品利益の上乗せ+企業から広告費用をもらえる
という、二度おいしい仕組みになっています。

○ニューデイズ側のメリット
→予算をかけずに店の売上が伸ばせる。企業から広告費をもらえる。

○広告出稿企業のメリット
→駅中で交通広告がだせる。(シビアに費用対効果は合わないはずなので、中長期のブランディングや商品認知)

相手の広告予算をつかって自社の売上もあげられていることになります、
恐らく、広告予算のほうがメインの利益になってきます。

お互いのリソースをうまく活用しているという意味では、
レストランのチェーン店やコンビニが、
映画やアニメとタイアップするようなモデルに似ているかもしれないです。

舞浜のラッピング広告についてはソーシャルメディアを見てみても、
あまり話題にはなっていないようですが、

おもわず写真に撮りたくなったり、
ソーシャルで広がるような要素を入れられれば、
もっと付加価値がつけられるのかもしれません。

(ちなみに「舞浜のニューデイズにふなっしーが売っていた」
という声がなぜか意外に多かった)


■隠れた自社の資産を有効活用する

企業の隠れた資産って結構あるので、
うまく使えると良いと思います。

例えばスペースというのはいたるところにあるもので、

パンツに広告を印刷してしまう、フリパン
コピー用紙の裏を広告にしてしまう、タダコピ
などというのもあります。

もしくは、amazonで書籍を買うと、
箱の中に、古本買取業者の広告がよく入っていますが、

例えば、
ECサイトの企業は、
ターゲットが似ていて競合にならない会社の、
チラシを同封してあげるとか、

請求書を毎月たくさんの企業におくっている企業は、
請求書と一緒に、顧客属性に親和性のあるサービスのチラシをいれるのもいいかもしれません。

自社のリソースを広告として使える余地はないか?
というのを、改めて考えてみるのと、
案外収益につながられるアイディアが出てくるかもしれないですね。


ラビットSEO(http://rabbitseo.net/)
鶴谷智洋




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プロフィール

鶴谷智洋

鶴谷智洋

ラビットSEOというコンテンツSEO事務所をやっています。前職は、e-まちタウン株式会社で自社ポータルのwebマーケティング、法人向けSEO事業等やっていました。Web上で紹介、リンクしたくなる良いコンテンツとは、というのを研究中です。アプリマーケティング研究所というアプリのマーケティングブログも運営中。

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