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» 2013年6月10日 更新

グーグル検索で読み解くユーザー心理 AKB48はクラウドファンディングでミスターサタンになってほしい。

■トップ10メンバーで12億。AKB48の経済効果がすさまじい

先日、毎年恒例?の
AKB48総選挙がありました。

投票結果後の中継をテレビでも少し見たのですが、
投票数が毎年伸びているのがスゴイです。

2011:60万票
2012:64万票
2013:93万票
※トップ10のメンバーの投票数のみ集計。

ちなみにトップ10の今年の投票数。
1位 指原莉乃:150,570票
2位 大島優子:136,503票
3位 渡辺麻友:101,210票
4位 柏木由紀:96,905票
5位 篠田麻里子:92,599票
6位 松井珠理奈:77,170票
7位 松井玲奈:73,173票
8位 高橋みなみ:68,681票
9位 小嶋陽菜:67,424票
10位 宮澤佐江:65,867票

どうやって投票をするかというと、
CDに投票権がついているのかと思っていましたが、
以下の4種類のサービスに付与されているそうで、

「AKB48 26thシングル」「各ファンクラブ会員」
「オンデマンド月額会員」「AKBオフィシャルネット(プロバイダサービス)」

この中で一番安いのが、
AKB48 26thシングル=CD(約1300円)で計算すると、

トップ10の投票だけでも、
1,300円×930,000票=12億0900万円
もの金額が動いており、
AKB48の影響力・経済効果の大きさを感じさせます。

ちなみに、秋葉原の近くの神田明神にいくと、
「AKB48の○○ちゃんが一位になれますように!」
という絵馬が、驚くほどたくさん飾ってあったりします。
(ちなみに、絵馬は800円します)

■AKB48の仕組みは、クラウドファンディングに似ている

これを見て何を思ったかというと、
活動をしてファンを増やして呼びかけて、
結果的に資金を集めていると考えると、
本質的にクラウドファンディングに似ているなと思ったわけです。


日本でクラウドファンディングでメジャーなサイトは、
キャンプファイヤーready for?などがありますが、

キャンプファイヤーはこのグラフを見ると、
累計で1億円程度の資金調達額しているようです。

クラウドファンディングで資金調達をすると、
元々フォロワー・ファンのいる有名人でもないと、

1プロジェクト単位では、
数百万・数千万円を集めることもかなり難しく、
数十万円調達できればいい方というプロジェクトが多い状況です。

一方で、AKB48総選挙で最下位(?)の子でも、
64位:11602 中西優香 (SKE48 S)
1000万円以上の金額が動いているということで、
これはハンパないなと感じています。

■AKB48になぜお金を使うの?

なぜ、AKB48はなぜこんなにユーザーを魅了し、
資金調達の仕方というか、ファンの作り方がうまいのでしょうか。

自分自身がそこまで詳しくないので、
信頼性のあるソースから考えたいと思います。

「AKB48の戦略! 秋元康の仕事術」
という書籍を読んだことがあります。

AKB48のプロデューサーである秋元康さんは、
「高校野球」に例えてAKBの面白さを語っていて、
"ヘタでも一生懸命やっていることが大切"と説明しています。

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つまりはAKb48の魅力は、
下手くそがうまくなっていく過程をファンは楽しんでいる、
といったところでしょうか。

■クラウドファンディングも高校野球的なストーリーが大事?

クラウドファンディングに話を戻すと、
ビジネスアイディアのインパクト、リターンの価値も重要ですが、
一生懸命に何かを実行していこうとしていくストーリーに共感してもらって、結果として投資してもらう
という高校野球的な要素が重要なのかなと感じました。

投資総額が多い案件を見ていても、
リターンが豪華、ビジネスアイディアが秀逸という要素よりも、
やはりストーリー自体に共感しているユーザーが多そうな感じがします。

5,313,600円のプロジェクト

2,301,520円のプロジェクト

クラウドファンディングは、
まだまだ、IT系の人や情報感度の高い人が多く、
一般の人が気軽に参加するというところまでは至っていないと思いますが、

今後、より一般層に広がっていくとしたら、
クラウドファンディングも、
下手が一生懸命やってその過程を楽しんでもらうという高校野球的要素、
が重要になってきそうな気がします。

■Googleも力を認めたAKB48

話は少し変わりますが、
AKB48はGoogle+と提携してプロモーション起用されました、

Googleは、検索エンジン運営などデジタルな会社に思いますが、
マーケティングについては案外、泥臭い手法もとっています。

Googleの大半の収益である、キーワード広告"アドワーズ"では、
オフラインでDMを送付してきたり、
電話サポートや、メールでの促進なんかも実施しています。

案外地道で、堅実です。
これはなぜやっているかというと、
効果があるからやっている訳ですね。

要するに、GoogleもきっとAKB48が、
Ggoogle+と一般ユーザーの橋渡しになってくれると期待したのですね。

■ミスターサタンとAKB48

これは余談ですが、
AKB48のメンバーがプロジェクト単位でサポートについて、
クラウドファンディングの資金を一般層からも集められるような、
そんな仕組みがあったら、もっと面白くなりそうです、
(AKBに限らず、一般層との橋渡しをするような仕掛けが出てくると面白いなと)

ドラゴンボールの最後の方で魔人ブウを倒した時に、
悟空が地球のみんなから元気玉のパワーを集められたのは、
地球人のヒーロー、ミスターサタンのおかげでしたね、


それをAKB48みたいな人気者が担ってくれると、
おもしろいなあと思いました。


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鶴谷智洋

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プロフィール

鶴谷智洋

鶴谷智洋

ラビットSEOというコンテンツSEO事務所をやっています。前職は、e-まちタウン株式会社で自社ポータルのwebマーケティング、法人向けSEO事業等やっていました。Web上で紹介、リンクしたくなる良いコンテンツとは、というのを研究中です。アプリマーケティング研究所というアプリのマーケティングブログも運営中。

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