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» 2014年2月16日 更新

ソーシャル、時々、キャッチコピー 「1ツイートで2万ドル」ケンタッキー奨学金Twitterキャンペーン ~カーネルズ・スカラーズ・プログラム~

米ケンタッキー・フライド・チキンでは、学生向けの奨学金制度「カーネルズ・スカラーズ・プログラム」という取り組みを行っています。
カーネルズ・スカラーズ・プログラムは、年間で75件もの奨学金を提供している社会貢献を目的にした取り組みです。

これまで、奨学金対象者の選考は論文が常だったのですが、新しい取り組みとして、Twitterで1ツイートを論文の代わりにしたことで大きな話題を生みました。対象者には2万ドルの奨学金を授与するというものです。

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ハッシュタグの#KFCScholar付きでツイートするだけで応募可能。

奨学金TwitterキャンペーンUSA TodayCNNMSNBCなどで1,000回以上メディアで紹介されて、何千万人ものリーチを獲得したとのことです。
引用:1ツイートで奨学金、全米メディアで話題になったTwitterキャンペーン

 

下記のような形で、この奨学金Twitterキャンペーンはメディア露出しました。
AP通信:KFC offers $20,000 college scholarship for best tweet
USA TodayKFC offers $20,000 to high school senior who tweets best

この奨学金Twitterキャンペーンは2010年の取り組みとして、全米メディアが話題になりましたが、
成功要因として下記の点が考えられるのではないでしょうか。


【1】参加障壁の低いキャンペーン

【2】メディアに取り上げられるであろう話題性

【3】Twitterキャンペーンが少ない時期だからこその先行優位性

【1】参加障壁の低いキャンペーン
Twitterはユーザーが気軽に使うメディアであり、Twitterを使った参加障壁の低いキャンペーンはいまだに多い状況です。当たったらラッキーくらいの感覚で気軽に応募できる、このユーザー心理をついたキャンペーンだったのではないかと考えられます。

【2】メディアに取り上げられるであろう話題性
マーケティング活動において、新しくキャンペーンを実施する際にはPR効果に期待するところが非常に大きいものです。奨学生をTwitterで募るという発想力は突飛で感嘆とします。

【3】Twitterキャンペーンが少ない時期だからこその先行優位性
米ケンタッキー・フライド・チキンは、新しい取り組みが早いことでも有名ですが、この頃はTwitterキャンペーンが少しずつ出始めたか...くらいの時期です。このTwitterキャンペーン草創期に突飛なキャンペーンを展開したからこそ、今のソーシャルメディアでの地位を確立できているのではないでしょうか。

ソーシャルメディアがユーザーの中でも企業の中でも一般化し、ユーチューバーを使った新しい動画広告の取り組みが出始めてきて、ネイティブ広告やVineというキーワードも聞き慣れてきた2014年、日本国内ではどのようなマーケティング手法が出てくるのでしょうか。非常に楽しみです。

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プロフィール

脇 僚平

脇 僚平

1988年東京都生まれ。株式会社オプト ソーシャルメディア事業本部 セールス担当。

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