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» 2013年2月 6日 更新

デジタルテクノロジーと僕。 Amazonガチャに見る商売の方法のループ現象

発売停止にまで至ったこの記事

ITmedia Amazon非公式「Amazonガチャ」に「商標権侵害では」と批判 新規受付中止


は面白い商売の方法だと思う。ECサイトの名前をガッツリ出すあたり、権利関係の知識は乏しかったかもしれないが、リリースした側の人たちはワクワクしていたと察する。

このサービス、いったいなにが問題だったのかなどはさておき、というか言うまでもない。しかしこのお楽しみ感を演出して何があたるのかわからないドキドキは人の購買意欲をかきたてるものがあると思う。もし、読者の方がビジネスインテリでロジカルに物事を考える方であれば、欲しくもないものにお金を出す人のことを理解できないかもしれないが、福袋を純粋に楽しみにして、「好きなものがあたったー!」「えー、これはさすがにいらなーい!」なんてことを真剣に楽しんでいる人も中に入る。また、福袋の場合はお得感も手伝っているのは言うまでもない。

商売方法のループ現象

ではいったいなぜ、このテクノロジーに関するブログでこの従来からある商売の方法について書くのか。それは、そういったおもしろい商売方法にまで、ECテクノロジーが迫ってきているということをあえて言いたかったからである。BEAMSの社長設楽洋さんは、テレビで「ファッションは〇〇年代からのデザインを繰り返している」といったニュアンスのことを話されていた。流行り廃りはあるものの、ファッションはループ現象を起こして、時間とともに見直され、また利用されているとのこと。(あくまでニュアンスでs)しかし、このAmazonガチャもしかり、この方法は従来型の商売において多用されてきているのである。

千趣会

千趣会は今でも数名のグループに対して一定の金額にあった商品をオフィスレディに届けている。正確にはそういったビジネスも行っている。毎月なにが届くかわからないが目的に応じて、必要であろうものが届けられる。前々職で一度発注したことがあるが、オフィス用のお菓子やハンカチ、ハンドソープなどが入っていたように思う。「へぇー、なにが入っているんだろう」これだけでも、そのオフィスではちょっとした賑わいだった。

テクノロジー活用

ここでいうテクノロジーは広いものを指していて、webやコンピューターなど科学領域の広いものをゆるーく指している。が、この購入者が選定するのではなく、要件や要望をふわりと伝えて、販売者側がよしなに見繕い、ワクワクとともに提供するスタイルはこのAmazonガチャを一つの事例にweb業界でも散見される。下記の取り組みは企画の主旨や目的など異なるが、購入者が商品を選定するのではなく、販売者が選定するという商売をWEBで行った中で最近話題になった一つだと思う。

安藤見冬のサバイバルキット

購入者がブログでレビューを書いていたが概ね満足といった評価が見受けられた。し、中身を私もブログで拝見したが、「就職をしないで生きるには」を送ったのは、非常にうれしかったというか、昔に私も読んで興奮したのを覚えていた。おそらくこういった感覚というか、「人に選定してもらうことで、予期せぬなにかワクワクするもの」をもらえる付加価値があるのではないかと思う。

今ウェブ業界ではこれをレコメンドエンジンで行って成功したAmazonやSummaryなどがあるが、やはり人を介したサービスがまた違った気持ちが伝えられる。あくまでコンピューターは統計的処理のなかでのレコメンドでしかないので。

EC市場の特異性と商売手法のループ現象

結局のところ、EC市場は大きな産業となり今まで難しかった国家間での商売などをいともたやすそうに、やってのけた。そのおかげで、私はAmazonで格安海外の製品を買うなど、非常に恩恵を受けている。また、レコメンドエンジンに表示される類似書籍などは、片っ端から買い込んだこともある。コンピューターテクノロジーが実現したそういった関係に加えて、今のEC市場には、人の手を介したサービスとして、Amazonガチャや安藤見冬のサバイバルキットがあるんだなぁと思う。

しかし、これもやはり、リアルな商売において、従来なんら違和感なく普通に行われてたことでもある。そう、やはり過去の商売方法などがループしているのは間違いないと思う。

我々はテクノロジーの進化だけが目新しくなにかよさそうに思うが、その進化を使ったサービスなんかは昔懐かしいなにかである可能性はあるのだと思う

と書いておいて、自身の考察の浅さと文章力のなさに、明日からまた精進せねばと決意してもいる。

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プロフィール

大川哲志

大川哲志

1983年生まれ。滋賀県出身。日本全国の企業のweb事業部を担うwebteamを創業。
サイトやアプリのコーディング、プログラミング、ディレクションなどを行いながら、新サービスの立ち上げやマーケティングリサーチを行う。

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