ニュース
» 2014年8月 5日 更新

デジタルテクノロジーと僕。 最強のウェブ事業部を創るためのフロントエンジニア「あなたの仕事の領域」

さて、データサイエンティストの次はフロントエンジニアについて

シリーズでデータサイエンティストの領域について、書いてきました。このブログはあまり技術的な領域を得意としていないです。そのため、考え方や取り組み方のような部分を主に記事のネタにしています。まだもう少し書けそうな気もしますが、少し視点をそらして、フロントエンジニアについても書いていきたいと思っています。もちろん、数回のシリーズを展開した後に、また視点を変えると思いますが。

求められる人と要求する人

社外のフロントエンジニアの場合、少しでも業務や制作を行う場合は、10万円からクライアントに請求できる。また、要件が異なるとそれはそれで堂々と、クライアントの非を指摘して、自身の業務の効率化や精度を高めることができる。しかし、社内にいるフロントエンジニアになると、事の展開は大きく変わる。そこには、対価が発生しない、要求が迫ってくるのである。

WyVMN1W6Tves4NUkaXwh_14.JPG

お給料をもらっているから・・・の魔法の破壊力

というのも、ひたすら当然のことでもある。社内にいて、コーポレートサイトなどを担当するフロントエンジニアは、当然、お給料をもらい、社内のウェブ展開におけるフロント部分を担う。特に制作物とは、企業活動と大きく違い、明確に形の見えるゴールがある。そういった人たちは、どうもプラモデルを完成させるかの感覚で、素材や枠組みが見えた段階で、淡々とこなして作り上げたがる人も中にはいる。しかし、このサイトの制作を要求する社内の人は、素材や枠組みなどなどが、どうもオブラートに見えそうで見えない。ただ、そういった人の中には、より良いものを要求する人がいる。もはや、パーツが形として見えていない中にも関わらず。

こういった状態におかれた経験のあるフロントエンジニアは少なくないのではないか?と思う。おおよそ、この要求する人たちは、制作の経験者というよりは、マーケティングやプロモーション、経営陣や営業など、おおよそ制作と縁がなかった人たちであることも多い。
だとすると、さて、フロントエンジニアである、あなたの仕事の領域はいったいどこなのか?

業務を拡大解釈してこなしてく成長と業務を質・量で成長していく人

社外エンジニアと、社内エンジニアではおそらく、おおよそ業務範囲は異なる。私が思う最も異なる点としては、このタイトルにあるように、成長の仕方なのだと思う。社外にいると、専門性でもって、業務にあたれる。そうすると、専門性で作り上げた提供物(アウトプット)の「質」と「量」を求められ、それをより一層の高いレベルでこなすことが成長につながる。一方で、社内エンジニアは、社外の人に比べて、作る制作件数は少ないし、サイトを使う側の業種職種も務めている一社である可能性が高い。となると、「量」で過去の自分と競うわけではない。(ここでいう量はドメイン数)
すると、「質」が問われるのだが、上記に書いたように、より良い操作性であったり、PV数の向上、コンバージョン率なんかも要求として入りかねない。より高い「質」が求められる。そこで、タイトルにも書いたように、自身の「フロントエンジニア」とはいったいどういう解釈なのか。自分と世間、社内の人達はどう解釈しているのかを知ると良いきっかけになる。
ネットで検索をすると、このフロントエンジニアは、おおよそ、PC画面に表示されるインターフェイスにあたる部分の制作を請け負うこととなっていると思う。また、人によっては、インターフェイスを作成する上での、APIなんかも対象に含むこともある。ただ、そこで一度、自分が社内、周りの人達に何が求められているか、冷静に観察してみてはいかがだろうか。おそらく、自身が解釈しているフロントエンジニアリングと異なる見解を持つ人が表れると想定している。

社内エンジニアの成長曲線

そういった意味では、会社によって要求や環境は異なると思う。個社によって、フロントエンジニアに求めたいことは、多岐にわたり、異なるということ。時には、サーバールームの掃除をするかもしれない。時には、人事評価の打ち合わせをするかもしれない。ただ、そこでの対応力の幅が求められるのが、社内フロントエンジニアなのかもしれない。社外エンジニアの場合、質と量を縦横にとった曲線を右上に成長させていくことで、一定数の限界数が見えてきて、そこに3つ目の評価軸として、特殊、特徴などがあがってくるとは思う。しかし、社内エンジニアは、フロントエンジニアだって言っているのに、インフラを触り、node.jsを調べ、サイト表現力を高める取組をしながら、プログラムもやる。専門性を持たせるのも重要だが、点と面の話になるかもしれないが、多様性、多面性でもって、業務をこなせる体制が必要になるのかもしれない。

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Loading

プロフィール

大川哲志

大川哲志

1983年生まれ。滋賀県出身。日本全国の企業のweb事業部を担うwebteamを創業。
サイトやアプリのコーディング、プログラミング、ディレクションなどを行いながら、新サービスの立ち上げやマーケティングリサーチを行う。

「マーケター通信」購読一覧