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» 2014年9月 8日 更新

デジタルテクノロジーと僕。 最強のウェブ事業部を創るためのアプリ戦略「瞬間日記」

ムムムっ!!なアプリ登場

通販やメーカー、ウェブ制作の会社などなどが、アプリを作成し、事業化を目的に多様は戦略に出ている。それらつぶさに、観察しかつ受託開発をする立場にいるのだが、どうも最近は「 アプリが出尽くした 」などと聞かれるようになり、方々でアイデアの万策尽きた感が漂っていると思っている。その状況をみて、どうもよろしくないと危惧していたりもする。

それは、本当に出尽くしてアイデアが尽きたのか、良きアイデアさえも見落として、ボツにして、市場は見えなくなり、自信の持てる、やってみたいと思える、打ち手を定め切れていないんじゃないかと仮説を立ててみているからである。 そんな中、瞬間日記なるアプリが3000万DLを記録したとの記事を見つけた。

最近TVCMでGunosyというアプリが紹介されているが500万DLと言っている。その6倍のDLと思うと、なかなか気になるアプリである。

アプリ戦略に気づかされる、IT系にいるが故の落とし穴

どうもITと分類されている、それら領域に注意を張り巡らせていると、どうも業界同志の特異特殊な情報網の中でしか、情報を得られなくなってしまう。

それは、そもそも自分自身の関心事が、ITや仕事に関わるが故であり、ソーシャルメディアを活用して情報収集するにも、IT系おなじみのだれだれさんや、IT系メディアとなり、まぁそれはそれで必要なのだけれど、そんな中にいれば、情報収集しているつもりで、情報搾取されている可能性も捨てきれないのである。

さて、どういうことか?

どうしても人は、目、鼻、耳、口、など五感と呼ばれるあたりから、おおよその情報を収集する。もちろん、テレパシーなんかおもしろい例もあるが、おおよその情報源はその五感である。それも元に、脳はなにかを判断し、行動する。その一つに妄想や空想、想像もあると思う。脳内で発生する妄想というのは、情報をくっつけて出来上がったものでしかない。と思う。五感から得た情報を足したり引いたりして、妄想している。

ことから、自分の情報源を自らデザインする必要はある。それは、五感から得る情報が余計であれば、行動を誤ったり、判断をミスったり、くだらない妄想に浸ることとなり、効率化を求められてきて、ようやく反論する論調が注目されてきた社会には、必須のスキルであることがいえる。

私たちの先輩方々は、専門書を読み、経済新聞を読み、業界人との人脈を広げ、その中での見聞を広げて、仕事に活かした。それは、今後、永続的に有効な手段だと思う。それは、人類が社会を作り、その中で情報を共有してきた歴史があるからだ。

ただ、現代社会において、そうして情報収集に限界と次なる可能性を見出すことが出来そうである。

瞬間日記が教えてくれたこと

さて、このアプリをベンチマークしていたIT系の人達はどれくらいいるんだろうか、、実のところ私は全くもって知らなかったしもはや、情報のアンテナは、まったくもって、機能していなかった。ただ、コミュニケーション領域の新しい発想(交換日記やらその時々の簡単な情報の共有)を見事にアプリとして表現し、若年層に受け入れられているのである。恥ずかしながらw

facebookに若者離れが、、とか、PC使わない若者とか、instagramを使っているやらなんやら、、、30代40代のマーケター、なにかプロモーションを仕掛ける側の人達は、もうもはや、この10代という人たちが全くわからなくなっているんじゃないかと思う。

ソーシャルメディア疲れのその先。実際に私もツイッターを運用していて、疲れるようなこともある。そもそも、正も負も、いろんなエネルギーを持った言葉が飛び交うから、それはそれで疲れるし。ただ、このアプリは、日記という概念に戻り、ただただ、簡単にさらっと、コトの共有ができる。「いや、いやツイッターでできるじゃん?」っといっていては、いけない。それは、アプリとしての機能だけに注目しているから。アプリは、その機能を使う人たちに注目しないと人気になり、使われることはないのだから。

という、2点を教えてくれた気がする。
事業の収益化とかプロモーションの仕方とかじゃない。本当に基本的な、だれが使うのか。この人に注目をして、人に特化したからこの発想になり、人はこのアプリをクチコミで展開しているんじゃないでしょうか。

事業会社でアプリをコミュニケーション戦略におくとき

いろんな会社の相談を受けていて、アプリ開発をする際は、機能面に特化した話がある。もちろん、開発する上では、この機能(140文字のテキストと画像を添付して掲示板に表示する、など)に注目をして、進める必要がある。なので、概ね違和感なく聞き入れるのだが、果たして、どんな人がそれを、どんな時に使うことを想定しているのだろうか。徹底的に突き詰める必要がある。

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プロフィール

大川哲志

大川哲志

1983年生まれ。滋賀県出身。日本全国の企業のweb事業部を担うwebteamを創業。
サイトやアプリのコーディング、プログラミング、ディレクションなどを行いながら、新サービスの立ち上げやマーケティングリサーチを行う。

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