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» 2012年12月 9日 更新

アカデミックが見た社会 第1回 河野流パーソナルブランディング実践術

こんにちは、河野義広です。

12月になりだいぶ寒くなりましたね。大学3年生、大学院1年生は、いよいよ就職活動が始まりました。皆さんにとって、納得のできる就活となるよう応援しています。

さて、以前のエントリーでは『学生のパーソナルブランディングによるキャリアデザイン』について、研究紹介をさせて頂きました。パーソナルブランディングの目的は、自分のことを知り、自分のことを誰かに知ってもらうことです。もちろん、ただ知ってもらうだけではなく、会って、話をして、その後の交流が一番大切です。

相手に会いたいと思ってもらうためには、自分の考え、価値観、活動内容などの情報発信が重要です。ソーシャルメディアを賢く活用することで、誰かに気付いてもらうきっかけとなります。

そこで、今回から『河野流パーソナルブランディング実践術』についてお話ししたいと思います。

コミュニケーションデザイン

まず初回は、河野流パーソナルブランディング実践術の全体像を捉えるために、私自身のコミュニケーションデザインを説明します。

ここでのコミュニケーションデザインとは、ソーシャルメディアによる情報発信、他者とのコミュニケーション方法を設計したものです。コミュニケーションデザインにおいて、各ソーシャルメディアには、導線(自分のコンテンツに誘導する場所)、ホームグラウンド(自分の最も優れたコンテンツが配置される場所)、エンゲージメント(他者と交流する場所)の3つの役割があります(大元隆志著『ソーシャルメディア実践の書』より)。以下は、私のパーソナルブランディングにおけるコミュニケーションデザインを図示したものです。
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図.河野流パーソナルブランディングにおけるコミュニケーションデザイン

各ソーシャルメディアの活用について

上図において、導線はフローメディアであるTwitterFacebookです。私の発言は、こちらで目にする方が多いのではないでしょうか?多くの方に知ってもらい、見てもらえるため、ここでの発言は重要です。特にTwitterは、インターネットに公開され多くの方の目に留まる可能性があるため、発言には十分気を付けなければなりません。なお、Facebookは普段から利用頻度が高く、プライベートな側面も大いに出していますので、エンゲージメントとしての役割もあります。

次に、ストックメディアとして、ITmediaのブログ記事と個人ブログSlideShareLinkedInがあります。ブログについては、両ブログともまとまった意見を述べる場ですが、記事の内容や対象とする読者によって発言の場所を変えています。

SlideShareでは、講演資料や千葉ステーションキャンパスでの講座資料、担当講義の資料など、自分の『知識』『スキル』『ノウハウ』を集約したコンテンツを公開しています。どのような経験をしてきたか、何を知っているか、知識労働者にとっては履歴書のようなものです。パーソナルブランディングの上でも重要な場所です。

LinkedInでは、自分の経歴・実績を公開し、専門性をPRしています。加えて、スキルや参加したプロジェクト、他者からの推薦など、過去から現在に至るまでの蓄積があります。これらについての意見は、個人ブログでも述べています(参照:自分ブランドを意識したソーシャルメディア活用)。加えて、SlideShareと連携することで、LinkedInのプロフィール欄に資料を掲載することができます。LinkedInも定期的にメンテナンスし、その時一番アピールしたい資料を掲載するようにしています(参照:LinkedInをブランディングフィールドとして活用する)。このようにポートフォリオの意味も込めて、私の中ではLinkedInをストックメディアとして捉えています。

ここで、私のホームグラウンドについて考えてみると、やはり個人ブログLinkedInです。個人ブログでは、プロフィールや研究業績、担当講義、講演・講座資料を掲載しています。私のことをより詳しく知って頂くためのコンテンツが整理されています。同様の意味でLinkedInもホームグラウンドです。ポートフォリオの要素に加え、ビジネス上でどのようなつながり(人脈)を持っているか、特に誰に推薦されているかは、会いたいと思ってもらうための重要な要因となります。

次回予告

今回は、私のパーソナルブランディングにおけるコミュニケーションデザインについて紹介いたしました。次回からは、具体的なソーシャルメディアの活用方法を紹介する予定です。TwitterとFacebookの使い分け、LinkedInとSlideShareの連携、ブログとの併用などについてお話ししたいと思います。

是非、皆さんもご自身の目的に合わせたコミュニケーションデザインをしてみてはいかがでしょうか?
その際、私の記事が参考になれば幸いです。それでは、次回もよろしくお願いいたします。

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プロフィール

河野義広

河野義広

東京情報大学教員。ソーシャルメディアの社会的影響をテーマに「学生のパーソナルブランディングによるキャリアデザイン」、「教育現場でのソーシャルメディアの認知・指導方法」などを研究中。実生活すべてが研究対象。

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