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» 2013年1月 6日 更新

働く女子のアタマの中。―消費、トレンド、気になるもの― 広告予算ゼロなのに予約殺到! 女子会が生んだバッグブランド

こんにちは、女子会プロデューサーの木原悠紀子です。

新年あけましておめでとうございます!
本年もよろしくおねがいいたします。

さてさて、前回は女子からのリアルな声をヒントに作り出した、 オーダーメイド型の料理教室「Minikin」の話をしました。

「あったらいいな」の気づきをカタチにする。女子が抱えている「不満」を察し、その不満を解消して「ああ、こういうのほしかったの、探してたの!!」という満足を彼女たちに提供する。それがリアルな、細かいニーズに合っていれば合っているほど、それは共感を呼び、ファンをどんどん増やしていきます。

そう、コンテンツづくりのキーワードは「不満」そして「悩み」です。

たった一晩で60件以上も殺到した「欲しい!!」のコメント


「絶対ほしい!!! どこにも理想的なものがないなってずっと探してたの!!!」

これはある"問いかけ"を、わたしが当時150人ぐらいの女子にしたときに、返ってきたコメントのひとつ。そのとき、結構な深夜(たしか11時前とかでした)だったのにもかかわらず、すごい勢いでコメントが殺到したんです。

「ねえ、みんな、ほしいお仕事バッグが作れる企画って興味ある?

そもそも、今のお仕事バッグに不満って持ってる?」 そもそもなんでこんな問いかけをしたか、なんですが、このとき、わたしはランニング仲間(実は毎週木曜、青山を朝ランするサークルに在籍しています、年に3回程度しか行ってませんが笑)の方で、バッグのメーカーさんと飲んでいました。そのときふと、「今の女の子ってどんなバッグがほしいの?」という話題になったんですね。その方は何十年もバッグを作られているプロの人。でもここで注目すべきは、ユーザーがリアルで欲しているものと、プロがいいと提案するものは必ずしもイコールではないということです。ずっとその業界に携わっていると、素人のときは当たり前に感じ取れたユーザーの声や意見が、玄人になればなるほど、そのアンテナが薄れてくる。 

実際体験したことはありませんか? お店に行っても、「今年の一押しアイテムですよ」と言われてもなんかピンとこない。頭の中で「こんな靴がほしいな」と理想を思い描いて、買いに出たはずなのに、なかなか理想のものに出会えない。かわいい入館証やスマホケースがほしくて雑貨屋さんに行ったのに、なかなか見つからない。スマホケースに関しては、理想のものに出会えず、オーダーメイドで作っていただいたこともあります。 

モノがたくさんありすぎる時代なのに、こんな指摘はおかしいかもしれません。でも、実際、「みんな、理想のお仕事バッグに出会ったことある?」と聞いたら、ほとんどの女子たちが「NO」もしくは「まあまあ満足しているけど、ココとココは妥協している」という答えでした。 

何気ない世間話から生まれた"気づき"ですが、「これはイケる」と確信めいたものが生まれました。みんなお仕事バッグに困ってる。理想のものがないと働く女子たちは探している。そしてメーカーさんも、リアルなライフシーンでウケる、コンセプトのあるバッグを開発したいと考えている......。 

この気づきときっかけから生まれたものが、「働く女子みんなでつくるGIRLS BAG」という、バッグブランドです。

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このプロジェクトブランドは、どこにでもいる働く女子たちが集まって、企画運営・プロモーション・コンテンツ発信と、バッグづくりやプロモーションに関わるほぼすべてを実施していることが一番の特徴。そのため、広告予算はもちろんゼロ。お金をいっさいかけず、Facebookページとブログとツイッター、ソーシャルメディアのみでのプロモーション展開......。にも関わらず、初お披露目の展示会は、たったの二日間でなんと50個以上も売れ、その二週間後にECサイトがオープンしたのですが、そのときすでに在庫が一桁のカラーも出るなど、わたしたち開発スタッフもびっくりな状況が続いたんです。

プロモーションや宣伝、PRに関して、当時は素人同然ともいえたわたしたちが、なぜ広告予算をかけずにプロジェクトブランドを立ち上げ、購買まで結び付けることができたのか。それはソーシャルメディアを駆使して半年間つくりあげた"ストーリーづくり"にありました。

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プロフィール

女子会プロデューサー 木原悠紀子

女子会プロデューサー 木原悠紀子

2011年11月に、リアルでつながる完全紹介制女子会コミュニティ「GIRLS PARTY」を立ち上げ、活動をスタート。同時に「女子会プロデューサー」と自らを名乗り、セルフブランディングをはじめる。当初は80人程度だった会員数をたった半年間で3倍以上の280人に伸ばした。培った女子ネットワークを活かして、ユニークなプロジェクトを次々と企画。F1層女性の共感を呼ぶコンテンツづくりと、同世代でもあるF1層を巻き込み集めることが得意。

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