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» 2012年10月10日 更新

事業と研究との深イイ関係 「中央研究所」の役割

 技術系の多くの企業には「中央研究所」という組織がある。先端技術の研究を行い、その成果を社外に論文や講演といった形でPRする専門組織である。 

 企業の競争力の源泉とも言える研究成果を 社外に開示するという活動は、営利企業の経営という観点から考えると、やや不可思議に映るかもしれない。 

 しかし、そうした「研究」を開示する活動は、マーケティングという意味で非常に重要な意味合いを持っている。 

 企業における「中央研究所」の役割は、大きく分けて2つある。 

 1つ目は、先端技術の開発を行うことで、他社優位性のある製品に結びつけることである。

 そして2つ目は、そうした「先端技術を保有している」ことをPRすることで、企業そのものの他社優位性を強調することである。 

 そして、技術そのものが飽和しつつある現代において、この、中央研究所の持つ2つ目の役割が重要になりつつある。 

 すなわち、開発される個々の技術自体ではなく、中央研究所が先端技術を保有しているということ、 また、そうした技術開発を行う人材を抱えているということそのものが、 企業イメージを大きく左右しうるということである。 

 次回エントリーでは、人材採用現場においての中央研究所のPRのもつ役割について外観する。 

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プロフィール

松田雄馬

松田雄馬

NEC中央研究所研究員。2001年入所後、無線通信シミュレータの研究開発に従事。 現在は、脳型コンピュータに関する基礎研究に着手すると共に、精力的に課外活動を行う。 趣味は、学生の頃から続けているボウリングで、社内のボウリング部の運営を務める。

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