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» 2012年11月26日 更新

ユーザーエクスペリエンス(UX)時代 ~UIデザインのすべてを語る~ 【シンプルへの挑戦(2)】隠蔽する(HIDE)

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前回私は「シンプル」にする方法は、3つあると書きました。
下記の3つです。  

  (1)削減する
  (2)隠蔽する
  (3)カテゴライズする

今回は(2)隠蔽する について詳しく考えてみましょう。
「隠蔽する」のは、「削除」出来なかった場合に考えます。

例えば、あるユーザにはデフォルトとして必要だが
異なるユーザにはデフォルトとして不要な場合。
こんな時に「隠蔽する」方法を考えます。

私が「隠蔽する。とはこういうことか!」とはじめて実感したUIは
PinterestのiPhone UIです。これは秀逸です。

Pinterest
https://itunes.apple.com/jp/app/pinterest/id429047995?mt=8


Pinterestは画像を自分の興味で文字通り「pin(コルクボードにpinで貼付ける感じ)」するアプリケーションです。このアプリケーションでは、「画像を表示する」ことが心臓部分です。それ以外はメニューであってもサブ的な位置づけです。


Pinterestのチームは、自分たちの想定ユーザを本質まで明確に理解しようとしています。
そのため、「画像を表示する」ということを最大限にするため基本メニューも「隠蔽」します
iPhoneの小さい画面いっぱいに画像「のみ」が表示されます。


スクリーンショット 2012-11-27 1.15.53.png

そして、画像をメニューが必要なとき(指を上にスクロールした瞬間)にメニューが現れます。この体験をはじめてした時、これが「隠蔽」ってことか。と感動しました。こんなUX今まで体験したことありませんでした。


私が携わっているサービスでは、今まさに「隠蔽する」ことに取組んでいます。
具体的には、


 (A)ユーザの権限で非表示できるところは非表示にし、
     ユーザに極力不要な情報をださない。
 (B)デフォルトで不要な情報は、アコーディオンする。
 (C)利用頻度の低い(と想定される)メニューは
     TOPメニューから外し深い階層に移動させる。

です。

さあ、あなたのサービスでも「隠蔽する」ことが出来ないか考えてみましょう。
「隠蔽する」とは、「削除する」と同様「ユーザに最も必要なことを選択する」とほぼ同意義です。
各メニュー、UIの要素、一つ一つの意味を吟味し、ユーザに「いつ」「誰が」「どう」必要なのかを考え、
そのプロセスを経ることで、「ユーザに本当に必要なことが浮かび上がってきます。

是非、やってみてください。
もし悩まれたら一緒に解決しましょう。
ご連絡頂ければお手伝い致します。


次回は、(3)カテゴライズする について考えてみましょう。
では、また。
大塚雄介

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プロフィール

大塚雄介

大塚雄介

 早稲田大学大学院 理工学研究科 卒業 理工学修士号 取得。専攻は量子理論物理学。2006年、株式会社ネクスウェイに入社。ネット広告新規営業/新事業創出/マーケティング担当を経て、クラウドサービスNEXLINKの企画・設計の副責任者に就任。専門はIA/UX/UIデザイン。2013年STORYS.JPのCMO(最高マーケティング責任者)就任。個人として、DJとして定期音楽イベント「56'sLounge」を主催。興味を持って頂けましたらFacebookより気軽に メッセージ頂ければと思います。

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