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» 2014年10月25日 更新

コミュニケーションとマーケティングとオレとオマエと男と女と酒 歴史的大英断! Facebook、YouTubeなどが決断した事業転換とは?

Webでサービスを運営する上で、最初から成功を収めることは大変難しいことです。
時には、顧客の要望に耳を傾け、時代の先を読み、大胆な方向転換を図る必要があります。

そして、Facebook、Twitter、YouTubeなど、今や生活の一部と言っても過言ではないこれらのサイトも、初期の頃はまったく違うサービスだったことをご存知でしょうか。

今回は、今や大人気となったサービスの初期の頃、そしてどうやって人気サービスになっていったかをご紹介します。


Facebook=女の子比較サイト


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これは映画にもなったため、ご存じの方も多いでしょう。
マーク・ザッカーバーグは、女性にフラれた腹いせのため、ハーバード大学のサイトから女生徒の写真をハッキングし、2人の写真を表示して「どちらがカワイイか?」を投票させるサイトを(一晩で)作りました。
これは「facemash」というサービス名でしたが、一部がのちの「Facebook」につながったと言われています。



YouTube=出会い系サイト


youtube.png

今や動画サービスの代名詞的存在となった「YouTube」ですが、最初はなんと出会い系サイトでした。
ユーザーは自分の魅力やアピールポイントを動画で投稿し、気に入った相手を探すサービスだったのです。

しかし、ユーザーは徐々に自分の好きな動画を勝手に投稿し始めます。

そして、2004年に起こったスマトラ沖地震と津波、及びスーパー・ボウルのハーフタイムショーに行われた、ジャネット・ジャクソンの例の動画が爆発的に共有され、運営チームは、これを動画共有サイトにしようと決心したのです。



Instagram=位置共有サービス


instagram.png

日本でも特に女性に人気があり、芸能人なども多くアカウントを解説しているInstagram。

これも、元は「Burbn」という名前の別アプリで、位置情報を共有するためのサービスでした。
しかし、ユーザーは位置よりも「写真」の共有をしたがる事がわかり、彼らは他のさまざまな機能をあえて外し、写真がよりキレイに見えること、モバイルで簡単にアップロードできることなどに注力し、アプリを作り替えます。

彼らは「写真も共有できる、位置共有サービス」から、「位置も共有できる、写真共有サービス」という転換を図ったのです。
機能的にはむしろダウングレードしたとも言えますが、マーケティングメッセージによって大成功を収めた典型的な例ではないでしょうか。



Twitter


twitter.png

もはや世界共通語ともなった、Twitter。
元々は「Odeo」というPodcast検索サービスを作っていました。

同種のサービスがなかった当時においてOdeoは順調に事業を拡大していましたが、ある時、AppleのiTunesにほぼ同じ機能が搭載されてしまいます。

お役御免となり窮地に立たされたOdeoの社員一同は緊急会議を開き、一日中ぶっ続けで「新規事業アイデア」を討論し続け、今のTwitterを作ることを決定したのです。

正確にはTwitterとOdeoは全く違うサービスではありますが、iTunesの機能変更がなかったらTwitterは生まれていなかった? と考えると面白いですよね。





すべてに共通して言えることは、「自分たちがどんなサービスを作りたいか」よりも、「ユーザーがどんなサービスを求めているのか」に重きを置き、柔軟に対応したことです。
サービス開発を行ったことがある方ならお分かりかと思いますが、これはそう簡単にできることではありません。

Webでサービスを運営する上で、試行錯誤を重ねることの重要さがよくわかりますね。

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筆者:渡邊徹則

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プロフィール

渡邊徹則

渡邊徹則

株式会社Version7代表取締役。Web・コンテンツ制作、分析、マーケティングなどを手掛ける。 執筆業では、主にソーシャル、EC、海外サービス、メディアなどが専門。Twitter / Facebook @brigate7

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