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» 2012年12月 1日 更新

価値観経営の時代。ソーシャルメディアが変えるマーケティング "ヤフオクでゴミが1万円で落札"から見える体験を売る時代のソーシャルメディアマーケティング

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何の変哲もないただのゴミです。
 
ただ、家で拾った瞬間とてつもない覇気を感じたので出品します。
 
このゴミを拾った翌日、10円を拾いました。
もしかしたら運気のあるゴミなのかもしれません。
 
出血大サービスの1円からスタートです。
 
 
規制明けの再出品です。

何の変哲もないゴミ。それが1万円で落札されるというのが話題になりました。

http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h169891474


ジョークとしての出品と割り切ってしまえばそうかもしれませんが、実はこの落札にはもっと深いヒントが隠れているのです。

できるだけ高く商品を売りたいと皆考えると思います。そのためにどうすれば良いか。

単純に高くするだけでは誰も見向きもしません。そこで、必要な考え方が「体験を売る」というものです。

体験を売るとは

皆さんはいろんなものを購入すると思いますが、ほとんどはその物そのものを手に入れることが目的では無いはずです。例えばベッドを購入する時は、安らかな眠りという「体験」を買うということですし、 MP3プレイヤーを買うときは、音楽のあるひと時をどこでも手に入れるという「体験」を買うことだと思います。

しかし、世の中の商品は実は、その商品を手に入れた人にどんな体験をして欲しいのかというのを表現していないことが多いのです。 それがなければいくら「今なら10%オフ!」とか「限定10名さま!」といった一時的な注目の集めるキャンペーンを行ったとしても、その時の瞬間的なもので永続しません。

さて、冒頭の紙くずの話に戻ります。

紙くずのコストはノートの紙1枚ですので、数円でしょう。ヤフオクへの出品の手間を考えても数百円くらいかもしれません。それが1万円で落札されるということは、この紙を手に入れることによる体験にとても高い価値を感じる人がいたということです。
それはまさに「覇気を感じる」といった体験であり「運気が上がる」といった体験なのです。 その体験を手に入れたいからこそ、それに対して喜んで対価を払うのです。


あなたが取り扱っている商品が提供する「体験」はどのようなものでしょうか。
ソーシャルメディアでその体験を語ることで、あなたの商品の価値はどんどんと上がるかもしれません。
そうすることで、高単価の商品を納得して買ってもらうことが出来るようになるでしょう。
それがまさに「ブランド」なのです。


まとめ

1.商品そのものではなく、その商品を使うことによって得られる体験を見付ける
2.その体験をソーシャルメディア上で語る
3.無理なor安易な安売りはしない
4.体験を表現することで高単価で高価値な商品を作り上げることが出来る
5.これがまさに「ブランド」である





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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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