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» 2012年12月30日 更新

価値観経営の時代。ソーシャルメディアが変えるマーケティング 電車で空いた席に座らない日本人とソーシャルメディア

Fotolia_35028770_XS.jpg最近電車に乗る時に感じる事があります。

誰かが席を立って、一つ席が空いたとします。 10年前くらいだと先を争って座る光景がよく見られたのですが、最近はその空いた席に誰も座らないのです。結果的に席はガラガラなのに、乗客はみんな立っているというケースすらあります。不思議な光景ですよね。

人は無意識に経済性、つまり損得を考える生き物だと思いますが、そう考えると、空いた席に座らないという行為は

1.座っても席を譲ることがあるとまたたたないといけないから煩わしい
2.自分だけが座ることで欲深い人と思われるのではないか
3.もう少しで降りるので、わざわざ座るのも面倒くさい

といったことがあると思います。

本当に、なにか「がっつく」感じといいますか、極力人とかかわらずにやり過ごしたいという意識が透けて見えるシーンだと思います。そのような自我を表に出す行為がカッコ悪いという意識に変化しつつあるのかもしれません。

ソーシャルメディアの発達で、いつでも友達とつながっていることができます。そのいつでもつながっているという安心感は、つながる必要の無い他人に対し、極端に無関心になってしまうという面もあるのではないでしょうか。実際に公共交通機関ではスマホでコミュニケーションしている人の数も比例して多くなってきています。

この、ネットワークでつながった人との一体感を感じつつ、同じ空間の目の前の他人とは極力かかわらないというのも時代が生んだ興味深い現象なのかもしれません。

まとめ

1.電車で座らない人の心理を考える
2.人は誰とでもつながりたいわけではない
3.そんな人を巻き込むにはその心理の壁を壊す仕掛けが必要
4.ソーシャルメディアでも同じことが言える


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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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