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» 2013年3月 1日 更新

価値観経営の時代。ソーシャルメディアが変えるマーケティング 釜山警察庁 女性警官の歌声をソーシャルメディアで披露し話題に。

釜山警察のSNSで27日に投稿された女性警官が歌う動画がソーシャルメディアでものすごい勢いで拡散して話題になっています。

釜山警察はなぜこの動画を投稿したのでしょうか。
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3月1日現在この投稿は8万以上のいいね!、5000以上のシェアがついてさらに拡散している状態です。 韓国では、警察を含め公共施設がSNSでPRを行うことが一般的になりつつあります。

その中でも警察はその「お堅い」イメージを脱しようと、積極的なSNSでの活動を行っており、釜山警察はその中でも特に熱心に活動しています。 警察の広報担当も、より一層広報活動に努めていくとメディアに語っています。 

 さて、今回のソーシャルメディアでの拡散は、実際に警察にとってプラスに働くのでしょうか。それともマイナスに働くのでしょうか。今回のケースをもう少し掘り下げて見ていきたいと思います。


 行政広報の危うさと難しさ 

日本でも数多くの地方自治体が自治体の広報活動を積極的に行っています。福岡のカワイイ区、おしい!広島県、うどん県など、枚挙に暇がありません。 
そのような自治体広報は一件すると、悪ふざけをしているようにも写ってしまい、市民感情を逆なでするという危険性もあります。 行政の場合、そのほとんどは係争中のトラブルを抱えているとも言えます。警察などはなおさらです。そのような市民感情という部分を考えると、単純に広報をすれば良いというわけでもなさそうにみえます。 ですので、ある程度の批判は折り込み済みでPRを行う必要があります。 

 拡散することのメリット 

ただ、このような情報が拡散することのメリットもあります。今回の釜山警察のSNSでの拡散を通じて、始めて釜山警察のフェイスブックページを知った人も多いでしょう。その中の多くが釜山警察の情報をフォローするようになれば、警察が届ける重要な情報「犯罪の危険性を訴える情報や、詐欺などの被害防止のための情報」が市民に届きやすくなるということです。 市民に重要な情報を届けたいと、真摯に向き合っていけば、今回のようなちょっとくだけた話題でも受け入れてもらえるのかもしれません。 

実際に今回の投稿に関するコメントを見てみると、批判的なコメントもありますが、肯定的な意見が大部分を占めます。 批判的なコメントに対し、しっかりと対応していくことで、今回の拡散がプラスの方向へ向いていくのではないでしょうか。

 しかし、こんな警察官がいたら、皆善良な市民になりそうですね(^^) 

韓国での行政機関は日本よりもSNSの活用が進んでいますので、継続してウォッチしていきたいと思います。


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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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