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» 2013年5月 1日 更新

価値観経営の時代。ソーシャルメディアが変えるマーケティング 軽妙な受け答えが良質なコンテンツに。facebookのコメント返信を使った韓国釜山警察の投稿術

韓国釜山警察のフェイスブックは面白い企画を次々に展開し、現在ファンの数が4万人を超えています。

busanfacebook.png

4万人を突破した記念にとあげられた動画も、PSYの新しいMVに合わせたパロディービデオになっていて話題です。
video.png


その何かとお騒がせな釜山警察ですが、フェイスブックの新しくできた「返信」機能を使って、一問一答キャンペーンを行なっています。
それが以下の画像です。 本文には

おお!フェイスブックに返信機能があったんですね??

面白いですね。

質問受付ます。

というシンプルな投稿に数多くのコメントが書かれていて、それに1つずつ広報担当者が答えています。

busanpolice.png


リアルタイムに質問に答えていくのは、先の米国大統領戦でもオバマ大統領がredditという掲示板サイトを利用して行いました。
すぐに答えが帰ってくるというのは読む人にとっても面白く、良質なコンテンツとなります。
ただ、問答は軽いものが中心で、警察の場合重たい話題などもありますので、その場合はどこに問い合わせたら良いかという答えにしているようです。

これも「こういう問題が出たらこういう機関へ連絡する」というのを決めておいて、質問が来たら誘導するという手法は、潜在的な問題の洗い出しにも有効で、実際に警察側にとってもメリットの大きい方法だと思います。

さらに、フェイスブックの仕組み上、コメントが多くなると、より多くの人に表示されますので、このイベントで新たに釜山警察のフェイスブックページを知ってファンになるという効果も見込めます。

ネット選挙解禁を間近に控えた日本でも、政治家による一問一答キャンペーンは、選挙戦前により多くのファンを獲得するための大きな戦術となるかもしれません。


まとめ。

1.全部に答えるという形ではなく、質問を見て何が問題かを知り問い合わせ先を教えるというツールにする。
2.コメントを増やす事で記事のリーチが増え、ファン数の増加につながる。
3.潜在的な警察への要望や不満・近隣の不安な場所や人などのあぶり出しになり今後の捜査にも有用。



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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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