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» 2013年5月28日 更新

最近、洗剤などで「○○と共同開発」というのをよく聞くようになった。


例えばある洗剤で、一つのブランドが長年「白さ」で売ってきたとする。そこで、もう一つのブランドは今まで除菌で売ってきた。そこで「除菌も出来て真っ白」といった商品を作り出す時に、白さで売ってきた商品のブランドを借りれば消費者に直感的に商品の特徴を伝えることが出来る。消費財メーカーが複数の自社ブランドに相乗りする形で展開する事が多いが、じつはこの共同開発という方法は小さな企業にも活用出来るのではないだろうか。


例えばある老舗の魚屋があり、新鮮な魚介類で売っている。地域での知名度も抜群だ。仮にこの店を「魚政」としておこう。


そこで居酒屋のオーナーが新しい店舗を出そうとするとき、新鮮な魚介類をメインにした展開をしたいと考えた。新鮮な魚介類が豊富な居酒屋というコンセプトを直感的に伝えるためにどうすればよいか。魚政という暖簾をそのまま付けるわけにはいかない。暖簾も財産だからだ。


そこで、海鮮市場~メニューを魚政と共同開発~というコンセプトで打ち出す。


そうすることで、魚政=新鮮な魚介類という顧客の長年の意識がリンクし、新鮮な魚介類を使ったメニューのある店だという認識が確実に伝わる。


暖簾を借りるのではなく、もっとライトな提携手段として共同開発マーケティングの可能性は高いと思う。


地域の商店でメニューやサービスを共同開発し、お互いの店で紹介し合う事で、ブランド力も付き、商品の販売促進にもなる。

地域活性化の一手法となるのではないだろうか。

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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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