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» 2013年10月13日 更新

価値観経営の時代。ソーシャルメディアが変えるマーケティング 会社の公式ページに社員が個人アカウントで投稿するのはOK?ダメ?

会社のfaceobokページに管理者以外の社員が補足のコメントをしたいといった場合もあるだろう。
その時に会社としてはどのように対応すれば良いだろうか。

にA社とする、A社はアパレルのチェーン店で、店舗毎ではなく、ブランド全体のfacebookを本社が運営している。
A社の店舗B店の店長の春子さんは、facebookの個人アカウントも持ち、交友関係も広く、会社のイベントなども積極的に投稿して、ソーシャルメディアの友達からも集客に貢献している店長だ。

そんな春子さんが、A社のオフィシャルfacebookページに書き込んだ自分の友達のコメントに返事をしたいと思った時に、直接個人アカウントでコメントを付けた。 春子さんは自身のプロフィールは友達にしか公開していない。 さて、この場合、本社としての対策は次の3つのうちどれが最適だろうか

1.個人アカウントでのコメントを禁止する
ずは個人アカウントでのfacebookでのコメントを禁じるという方法がある、これは一見有効かもしれないが、公式アカウントの発表に補足をしたい場合、自分の担当するお客様が公式アカウントにコメントした時にお礼をしたい場合など、お客様との円滑なコミュニケーションを阻害してしまう場合がある。

2.自由にコメントしてもらう
小規模の会社であれば、そもそもオフィシャルと個人アカウントをあまり区別せずに相乗効果で取り組む方法もある。個人で営む飲食店などはまさにそうだろう。そんなケースの場合はあまり制限せずに、その社員の交友関係も巻き込んでページを活性化するという事も可能だ。ただ、チェーン店や従業員の多い会社の場合はコントロールが難しく、リスクもある。

3.必ず名乗ってからコメントする
1と2の折衷案がこちら。コメントをアカウントの管理人でない社員が個人アカウントでする場合は、必ず「A社のB店店長の春子です」と名乗ってからコメントするという方法だ。これであれば、会社に所属している事が誰にでも明確になるためにページを見ている他の人にも誤解が生じないし、円滑なコミュニケーションを阻害する事もない。

上記のようなケースだけではなく、他の個人で利用しているブログなども含めて、

「会社としての見解を表明する際は必ず身分を明かした上で行う」
「意見表明をする際は会社の公式見解でないという事を明記する」

というルールを作成し、遵守する事が大切だ。そのことによって次のようなリスクをある程度防ぐ事が可能だからだ。
1.個人アカウントが社員のものだと分かった時に、ステルスマーケティング(密かに広告する)と疑われる
2.そもそも個人アカウントが本当に社員のものかどうかがわからない(プロフィール非公開や、未入力の場合、成りすましの場合)
3.会社としての統一見解がブレる可能性がある。

まとめ

個人でのソーシャルメディアの利用を会社が24時間禁止する事は出来ない。だからこそ、会社を傷つけないためのルール作りを行い、社員みんなで守る意識付けを行う事が重要になってくる。新入社員研修にも必ずソーシャルメディアについての会社としての考え方を盛り込む事が重要だ。





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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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