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» 2014年2月18日 更新

価値観経営の時代。ソーシャルメディアが変えるマーケティング みんな大好き!ムダ知識。京都水族館facebookページの上手な運用手法

facebookページの運用に悩まれている企業も多いと思うが、以外な点に運用のヒントがある。今回は京都水族館の投稿からそれを学んでみたいと思う。

まずは以下の投稿を見て欲しい。

omugai.png

https://www.facebook.com/Kyoto.aquarium.official

京都水族館が投稿した「オウムガイの洗い方」が拡散している。シェアが100件を超えて、いいねも1,000件を超えるなど、大きな反響だ。 なぜこのコンテンツが反響を得たのかを考える事で、ヒットする投稿のヒントが得られるかもしれない。

1.ムダ知識

「明日から出来るオウムガイの洗い方」と銘打って、オウムガイの洗い方をステップ・バイ・ステップで紹介しているが、そもそもこのオウムガイの洗い方を実際に使う事の出来る、オウムガイを飼っている人がどれだけいるだろうか。確かにハウツーではあるが、このハウツーは使える場所が無い。つまり「ムダ知識」なのだ。

ムダ知識がなぜウケるのか。それは「ツッコミたい」気持ちを刺激するからだ。実際に「これは役に立つ!」「いつか使えるために覚えておきます!」といったコメントは本音ではなく、シニカルなもの言いであるし、全然自分の生活に役に立たないけれどためになるものに反応することが面白いといった感覚は誰もが持つものではないだろうか。

2.真面目さ

ムダ知識も、決して自分でツッコんではいけない。あくまで「真面目に」淡々とノウハウを伝える事で、その使えなさと真面目さのギャップにじわじわと来るのだ。だから真面目さというのは大きなキーワードで、さらにこの投稿はここまで丁寧にオウムガイを飼っている事が伝わるコンテンツでもあり、企業に対する信頼感も醸成することに一役買っているのは間違いない。

まとめ

これは、実はどの企業でも使えるコンテンツではないだろうか。普段の生活では使わないが、企業の中では当たり前に行われている作業手順をそのまま提供する事で、「そんな無駄な知識」と言われながらも拡散していくことが考えられる。

例えば運送業であれば、トラックのメンテナンスの仕方とか(これはトラックを持っていないと使えない)、を投稿すれば、きちんと安全確認をしている優良な企業であることをアピール出来ながら、面白いコンテンツとして拡散もしてもらえるコンテンツとなるだろう。

ムダ知識をあえて、皆が使えるようにノウハウとして真面目に伝えるというコンテンツの生み出し方が、みなさんのfaecbookページの運営に役立つかもしれない。

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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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