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» 2014年6月19日 更新

価値観経営の時代。ソーシャルメディアが変えるマーケティング 企業経営にも勝つための「自分たちのサッカー」は必要か

FIFAワールドカップの対戦後、選手たちから異口同音に「自分たちのサッカー」という言葉が聞かれた

本田:「負けたことにショックなのではなく、自分たちの良さを出し切れずに敗れてしまったということのほうがショックだった」
長谷部:「とにかく自分たちのサッカーをピッチ上で表現することに全力を出し切りたい」」

この「自分たちのサッカー」という言葉、企業のマーケティングにおいてはとても危険な言葉なのだ。

マーケティングには徹底した「相手目線」が求められる

当然自分たちの強みというものを意識しなければならないが、売れるか売れないかは相手が決めるのだ。自分たちの強みを出せば相手が気付いてくれるだろう、気に入ってくれるだろうというのは全くの妄想にすぎない。

特にソーシャルメディア時代の今、求められるのは「共感」の力である。
つまり、相手が感動したり、喜んだり、なるほどと思ったり、そんな商品やサービスを提供しつづける企業こそが強い企業なのだ。そして、それを自分たちの強みにリンクさせる事が出来るマネジメント力が経営者に求められる素質なのである。

「自分たちのサッカー」

いま、この言葉が脚光を浴びているからこそ、もう一度、相手にとって自分たちがどうあるべきかという視点からのマーケティングを徹底していきたいと思う。

さて、日本代表はギリシア戦。ギリシアを徹底的に研究し、ギリシア戦に勝つための戦略で戦って欲しい。決してそれは「自分たちのサッカー」をする事では無いはずだ。 

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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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