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» 2014年6月24日 更新

価値観経営の時代。ソーシャルメディアが変えるマーケティング docomoのUFOは21世紀のエリマキトカゲとなるか

モデルのすみれさんと高橋ユウさんがピンク・レディーのUFOを歌うCMが最近テレビでも頻繁に流れている。

意図としては、何だかわからないという事でNTTドコモのウェブサイトを見て欲しいというものかもしれないが、実はこれ、どの企業が流しているCMかわからない人も多いのではないだろうか。

インパクトのある曲、ダンスを使う事でその曲やダンスは印象に残るが、肝心の企業名が印象に残らないケースはまさに「エリマキトカゲ」のCMで得た教訓を忘れているのではないだろうか。

一世を風靡したエリマキトカゲ。しかしこれが何のCMであったのか覚えている人は少ない。

三菱ミラージュとすぐに回答出来た人はどれくらいいるだろうか。それほど、企業名や商品名を影に追いやり、そのキャラクターだけがまさにエリマキトカゲのように突っ走った結果なのだ。

時代は変わり、21世紀になった。

企業CMはよりシビアに効果を求められる時代となったはずだ。

しかしインパクト重視のテレビCMは話題にはなっても肝心の企業名とリンクしない展開では意味が無い。

なぜdocomoがUFOなのか、白戸家の例のようにソフトバンクのCMであるとしっかりと印象づけられるのかにこのCMの成否がかかっていると言える。 数年たって、

「UFOのダンスのCMインパクトあったよね」

「っていうか、そのCMどこの企業のCMだったっけ?」

「確かに分かんないね・・・」

という結果にならない事を望むばかりである。

マーケティングにはストーリーが必要で、それは「なぜその企業がそれをするのか」という納得感だと思うのだ。それが共感を産み、企業のブランドになっていく時代に、CMの演出の仕方も変わらなければならないのかもしれない。

ドコモのCMがドコかわからない・・・それでは残念である。

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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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