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» 2012年10月14日 更新

価値観経営の時代。ソーシャルメディアが変えるマーケティング 学園祭のチケットが売れない!その理由とは?

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学園祭の季節がやってきましたね。様々な学校で本当に多種多様なイベントが開催されることと思います。 ちなみに韓国では小学校の運動会などにもイベント企画社が下請けで企画進行などを行うようになっていて、先生や生徒は純粋に会を楽しめるようになっているようです。

日本の場合は教育目的ということで、企画や後片付けなどを自身で行っていますが、海外の学校も同じとは限りませんね。掃除も業者が行うところも多いです。

ところで、学園祭において集客という面で課題に直面する人も多いと思います。メイン会場には人があふれていますが、それぞれのブースへきてもらうためにはチケットを売らなければならないケースもでてきます。 高校や大学ではそのチケット販売はイベントを企画した学生が責任を持ちます。

とある学園祭でバンド演奏のチケットを任された二人(タケシ君とアキラ君)がいました。

アキラ君のチケットが売れない!

二人はともに交友関係も広く、チケットを売る人もたくさんいるだろうというのが任されたポイントです。
ところがふたを開けてみるとタケシ君完売したのに対し、もうアキラ君は数枚しか販売することができませんでした。

交友関係が広い二人にも関わらずなぜこのような差が生じたのでしょう。

アキラ君も確かに交友関係は広く、知り合いは多かったのですが、あまり積極的に会合に参加したり、やり取りをしたりということはしていませんでした。知ってはいるけれど、ただの知り合いという関係の人が大多数だったということです。

一方でタケシ君はいろいろな会合にも積極的に参加し、普段からメッセージをやりとりする関係を幅広く作っていました。もちろん何か頼まれれば積極的に助けるといった関係です。


もうお分かりだと思います。

タケシ君は、普段から双方向のコミュニケーションが活発に行われていたために、チケットを買って!というお願いに快く受け入れる人が数多くいたのです。

ところがアキラ君は連絡できる人は多いのですが、普段あまり交流していませんから突然チケットを買ってと言われても、「なんで急に連絡が来てなにか買わないといけないの」とあまり良い反応は得られなかったのです。

学園祭であればこれは一人一人の資質の問題で、それぞれ個性があってそれでよいのかもしれません。
しかし、これは企業にも起こっていることなのです。


タケシ君型の企業とアキラ君型の企業

タケシ君型の企業は、顧客や顧客になりそうな人たちと常にコミュニケーションを撮り続けている企業です。普段から身近にいる存在として信頼感を持って接してもらえまます。

当社で担当しているあるプロ野球OB選手のブログ・フェイスブックでは対話を重視し、ファンとのコミュニケーションを撮り続けている結果、イベントなどの際に、本当に多くの方に積極的に参加していただけるようになりました。 もともとの知名度に加え、対話をし続けることの重要性が再確認された事例です。

ニュースレターやDMには制作コストや配送コストがかかりますので、なかなか続けることが難しいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、最近はフェイスブックやツイッターなどのツールで顧客と常に対話をする環境が整っています。対話をすることで、いざ何かを売りたい時に積極的に参加してくれる人を確保することができます。

一方アキラ君型の企業は、あまり告知活動をせず、何かを売りたい時にだけDMを出したりチラシを出したりするというタイプです。突然来るあまり親しくない企業からの案内にはなかなか興味を示してもらうのは難しいのが現実です。情報過多の時代ですから、信頼できるところからの情報を優先するという気持ちになるのもわかる気がしませんか?


企業がなぜフェイスブックを活用すべきなのか。その答えはここにあります。

企業がなぜフェイスブックを活用すべきか。もうお分かりだと思います。顧客や潜在顧客との太いパイプをつなぐ役割を担うことができるからです。近況を伝えあう仲になれば、企業活動にも興味が湧き、そこが提供している商品やサービスにも興味が出てきます。その状態で適切な告知をすることで、安定した売り上げを確保することができるということです。



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プロフィール

石田陽之

石田陽之

株式会社サイバーブリッジ代表取締役、中小企業のSNS活用&リスク管理、海外企業の日本マーケティングコンサルタント。

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