ニュース
» 2013年3月 2日 更新

元・百貨店マーケッターが見た【住宅業界】の明日 家は男性が決めると思いきや、すべての購買の85%は女性が決める

 年度末~増税後の需要冷え込みに備え、女性視点での調査データをいろいろ
あたっておりましたところ、実に面白い記事を発見しました。

 住宅の購入動機も以下のデータに沿っていると仮定すると、弊社における
お客さま動向で、いまひとつ腑に落ちなかった点が一気に判明します。


■ すべての購買の85%は女性が決める


 The top 30 stats you need to know when marketing to women
 (女性に販売したときにあなたが知る必要があるトップ30の統計)


 上記の調査結果によると、自動車から健康保険まで、消費者購買のなんと85%
が女性によって行われているそうです。
たとえば新しい自動車に関しては、購入判断の68% を女性が決めているそうで、
ディーラーに行くとサービスの仕事の65%を要求するのが女性とのこと。
さらに、買う対象が何であれ、家庭の買い物を主に行うのは自分だと答えた女性
が、なんと75%もいるそうです。

 さらに、『ママ』になると、ネットの活用も秀でています。
私のつたない読解力で読み込んだ内容ですが、ママの9割はネットを活用。
毎日ソーシャルメディアを使うママの55%は個人的なレビューブログからの推薦
で購入。
さらに、ママの64%は新製品を購入する前に他のママに助言を求め、63%のママ
は、他のママからの信頼があつい専門家からの助言を検討したそうです。

 一般的には『クチコミ』などと称される動向ですが、女性からすると一般的な
広告主やマーケターは自分たちのことを理解していない、という見え方にもなる
わけです。
特に住宅営業のフロントエンドに接する方々ほど、頭では女性の購買動向や動機
を理解しているつもりでも、実際に自分たちが考えている目の前のお客さまの購
買心理は分からなかったりします。


■  単純な女性活用だけでは通用しない本音ベースでの取り組み

 前回、ファッション系の小売業を例に挙げましたが、住宅業界においても同様
なことが言えるようです。

 現在ではすっかり一般的になった、展示場やショールームでの体験型イベント
(たとえば手作り無添加パン教室など)については、かつて私自身が取り組んでい
たときは、周囲の理解を得ることがほんとうにたいへんでした。
ただ、そのときの私の立ち位置は、能動的な女性スタッフがどうすれば動きやす
くなるか、という点。逆に指示待ち系の女性スタッフから、自身のマネジメント
について、大きな反発を喰らいました。

 建築業界は一般的にアクティブな女性が多い、という印象を持たれがちですが
なかには完璧な指示待ち系(つまり受け身)の女性もいます。
 指示待ち系の女性を前に【能動的に仕事に取り組め】と言っても無理ですが、
男性からすると、女性というだけで個々の性質をふまえずに能動的かつ責任ある
仕事を任せようとします。

 消費税増税カウントダウンが始まったと想定される現在。
わずか半年で戦力として育成する時間は厳しい可能性がありますが、改めて社内
を見回しながら、増税後の冬の時代に戦力になりえる女性、または戦力外となる
可能性が高い女性を冷静に判断するタイミングかもしれません。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Loading

プロフィール

早坂 淳一

早坂 淳一

中立の立場で住宅全般に関する対応を承るネクスト・アイズ(株)にて【ブチョ~】と呼ばれる立場で《ハウスネットギャラリー》という注文住宅リフォームポータルサイトを運営しながら、《ハウスネットギャラリー》でわかったお客さまの興味/関心と、あちこちから直接、間接的に聞いてくる市場/行政/政治の動きを掛け合わせて、主に新しいことを立ち上げるような仕事をしてます。

カテゴリ

  • Webサイト構築
  • キャンペーンノウハウ
  • ソーシャルメディアマーケティング
  • データ分析/効果測定

「マーケター通信」購読一覧