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» 2013年4月27日 更新

■ 団塊世代で狙うべきポイント ■

以上の傾向から、団塊世代で狙うべきポイントを整理しましょう。


【1】 消費税増税の深みより"新鮮さ"、成熟より"若さ"
    ランクアップよりもキャッチアップ感が大切。

「○○歳になったら□□であるべき」という可能性を限定してしまうような考え
方は、気分は30代の団塊世代には通用しません。
よって、純和風デザインなどの【成熟さ】や、消費税増税をあまり強く打ち出す
と逆効果になりかねません。
たとえば団塊世代に代表される【アクティブ・シニア】には《ゼロ・エネルギー
住宅》など、感性を衰えさせない"今の時代"を感じさせる商品やサービスが
有望であり、アプローチの言葉としても有効と想定されます。


【2】 ぎりぎりPOPEYE世代ならではの"軸足はカジュアル"

団塊世代に共通するライフスタイルは、いわゆる上品さや重々しいヨーロッパ
文化ではなく、若く変化に富んだカジュアルなアメリカ文化。

よって、ライフシーンやライフスタイルも、カジュアルに軸足があります。
「『家庭画報』を見ていても自分の生活とはかけ離れていると感じる」と、
誌面に登場する装い、ヘアスタイルに違和感を覚えていたりする例もある
ようです。
他の世代とは明らかに違うライフスタイルをもつ彼らに対応した、たとえば
《庭ごはん》《昼庭ビール》といったアウトドアリビングの生活提案や関連
商材の提供が有望でしょう。


【3】 気分は30代だから"ギアチェンジは70代"

大半の団塊世代は、リタイアと言われても実感は薄く70歳までは今まで
通りの生活をそのまま送るつもりでいるようです。

たとえば、「白髪染めをやめるのはたぶん70歳。その頃には白髪をおしゃれに
アレンジできるような気がする」「60代ではプチ整形も考えるが、70過ぎたら
健康食品にお金をかけたい」「体力的に海外旅行は60代で満喫したい」など、
70歳以降になって、ようやく欲しいモノ・やりたいコトに変化が出てきます。
よって、60代から《介護》《バリアフリー》を前面に押し出しても逆効果。
《介護》《バリアフリー》はもともと高い関心を持っていることから、最初から
前面に出さずとも、しっかり情報収集を重ねいつでもプロならではの提案を
忍ばせておく程度で良いかもしれません。



■  団塊世代は、事実上の【最後の逃げ切り&住宅二次取得世代】 ■

昨年発表された、団塊世代の住まいおよび庭に関する意識調査においても、
多くが住み慣れた土地を離れたくないと考える一方、住まいについては全体
の1/3を超える人が、何らかの変化を望んでいるということが明らかになって
います。
さらにその住まいの変え方も「住み替え」や「リフォーム」など比較的大規模
なものが多数。
いわゆる活動的と言われる"アクティブ・シニア"の考え方が明らかになった
ものです。

 LIXILニュースリリース 2012年05月16日発表
  



消費税増税まで1年を切りました。
消費税増税の影響で、市場規模が一気に縮小すると想定される新築
戸建住宅市場。

引き続き【ハナコ世代】の消費傾向と主に【ハナコ世代】に向けて
増税前に取るべき対策については、次週以降のメルマガでご案内
しましょう。
最後のマスマーケットと称される【ハナコ世代】を取り込むにあたり、
明らかに団塊世代とは異なる切り口での対応が必要です。

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プロフィール

早坂 淳一

早坂 淳一

中立の立場で住宅全般に関する対応を承るネクスト・アイズ(株)にて【ブチョ~】と呼ばれる立場で《ハウスネットギャラリー》という注文住宅リフォームポータルサイトを運営しながら、《ハウスネットギャラリー》でわかったお客さまの興味/関心と、あちこちから直接、間接的に聞いてくる市場/行政/政治の動きを掛け合わせて、主に新しいことを立ち上げるような仕事をしてます。

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