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» 2012年12月25日 更新

たかはしまさかずの思わず膝を打つかもしれないブログ ロボットレストランでカスタマー・エクスペリエンスを学ぶ

先日ずっと行ってみたいと思っていたロボットレストランに行ってきました。新宿・渋谷あたりを歩いているとかなりの確率でド派手な宣伝トレーラーに遭遇するので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

さて、当日は浮かれっぱなしで楽しんでいたのですが、何事からも学ぶことをモットー?にしているのでロボットレストランで学んだことをまとめてみます。本ブログはいちおうマーケティングを謳っているので、バーンド・H・シュミットの経験価値マーケティングのフレームで考えてみようと思います。


■ロボットレストランの経験価値

経験価値マーケティングとは、商品やサービスそのものの価値ではなく、実際に顧客がそれらを利用した経験によって得られる価値、満足を重視するマーケティングのことで、下記の5つに分けられます。

  • 感覚的経験価値:SENSE
  • 情緒的経験価値:FEEL
  • 肉体的経験価値:ACT
  • 創造的・認知的経験価値:THINK
  • 準拠集団や文化との関連づけ:RELATE

このフレームにたかはしの経験を当てはめると次のようになります。(思いっきり主観)

経験価値.png
SENCE:4点
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感から
ACT:2点
行動・身体に訴える
THINK:5点
知性や好奇心に訴える
FEEL:4点
接客などから得られる感情
RELATE:1点
集団・グループへの帰属意識

THINKのポイントが高いのはショーの内容はまったく意味不明だけど、それ故考えさせられるからです。こんなのあり得ないでしょという非日常の経験がロボットレストランで得られる経験価値だと思います。


■実際儲かってるのか?

設備投資100億円を文字通りに受けると、絶対儲からないと思います。

ザックリ計算すると、
入場料4000円なので、回収するためには、のべ2500万人必要
・1日の客数
定員80名×3ステージ =240人
・必要日数
2500万人÷240人=104166日
・365日営業したとして
104166日÷365日=285年
実際にはこれに人件費などのランニングコストが加わるわけでどう考えても儲からないです。

まぁ100億円というのは純粋な設備投資というより時価(評価額)かもしれないし、情報商材の10億円儲かりましたみたいな宣伝文句と一緒で確かめようがありません。運営しているのも有名なナイト業界企業なのでその辺の情報はベールに包まれています。この謎めいたところも魅力と言えるのかもしれませんが。

ちなみに100億円だと話題のスティーブ・ジョブズの豪華クルーザー(1億ユーロ)とほぼ同じくらいです。



■まとめ

また行きたいかと聞かれれば、答えはイエス。自分が楽しみたいという言うより連れていく人を楽しませたいという思いの方が強いです。
ロボットレストランについてはメディアや多くの人がブログに書いているように行くと誰かに伝えたくなります。このBuzzの仕組みは顧客の体験にあり、マーケティング視点でみるととてもよい事例だと思います。歌舞伎町という場所柄、若干ダーティなイメージもありますが非日常の経験、お客様の笑顔は夢の国ディズニーランドに匹敵するところでした。文章力がなく100分の1も魅力を伝えられていませんが、百聞は一見に如かず、ぜひご自身で体験してみてはいかがでしょうか。

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プロフィール

たかはしまさかず

たかはしまさかず

スタートアップファウンダー失敗多数。日本の閉塞感打破にはベンチャーが必要だと信じるベンチャー国富論者。自社の事業を成長させる事と子供がプロ野球選手か起業家になりたいと言うような社会をつくることがライフワーク。

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