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» 2012年12月27日 更新

今年も残りあと僅か。皆さんいかがお過ごしでしょうか。忘年会ラッシュも年末の挨拶回りも終わり落ち着いた頃でしょうか。

さて、この時期になるとどうしても思い出されるのがグルーポンのおせち事件です。2011年のお正月に発生したのであれから丸2年が経ちました。あの事件以降あまり話題になることはありませんが、仕事柄動向をウォッチしてきたのでクーポン共同購入サービスは今どのようになっているのかお伝えします。まずはこちらのデータをご確認ください。


クーポンサイト.png


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■ マーケットサイズはほぼ横ばい
この2年間、毎月の売上は約30億円で推移している。データに組み込まれていない部分を考慮するとマーケットサイズ(年間売上)は400億円〜500億円くらいと予想される。

2強体制
ポンパレ、グルーポンの2強体制で優勝劣敗が確定。高級、レジャー、ビューティーなどの特化型で生き残り。

2月、8月、10月は売上が減少
当然と言えば当然だが、一般的に売上が下がると言われる2月、8月、10月の売上は減少。

以上が上のデータから見えるところです。もう少し中身をみてみると初期のサービスと変わったところとして、

■ フラッシュではない
以前のようにあと何人で成立というような煽り方はなくなり、限定数を表示し購入を促している。
(いつの間にかフラッシュマーケティングではなく、クーポン共同購入と呼ぶようになりましたね)

■ ローカルな飲食店のクーポンは少ない
当初はマーケティング予算の少ない比較的小規模な飲食店のクーポンが多かったが、今は高級ホテルやエステ、通販のクーポンが売上上位を占めている。


(まとめ)
恐らく、この記事を読んでいるのはアーリーアダプター層にあたる人が多いと思うので「グルーポン系なんて使わないよ」という人が多いかもしれません。たまに自分の周りの人に利用状況を聞いてみても殆どの人は使っていないと答えます。しかし、それでも売上が変わらないということは、利用者層がアーリーアダプターからマジョリティーに移ったということです。実際、ITやWebに疎いウチのヨメに聞いてみたところ、お友達と一緒に利用することが多いとのことでした。

クーポン共同購入サービスは、焼畑式だとか持続性がないと言われていますが、飲食業やサービス業の市場規模を考えると意外に事業の賞味期限は長いのかもしれません。また個人的にはグルーポンの最大の功績はO2Oマーケットの可能性を示したことだと考えているので、O2Oマーケティングに携わる者としてリスペクトしています。

あっ、もしかしたら本年最後の記事になるかもしれないので「皆さん、良いお年を!」

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プロフィール

たかはしまさかず

たかはしまさかず

スタートアップファウンダー失敗多数。日本の閉塞感打破にはベンチャーが必要だと信じるベンチャー国富論者。自社の事業を成長させる事と子供がプロ野球選手か起業家になりたいと言うような社会をつくることがライフワーク。

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