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» 2014年1月22日 更新

最近読んだ書籍の書評です。

「ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣」 恒川裕康著 秀和システム

OSS分野も含めて、一部のIT技術者に不足しがちな、IT技術以外の会社員、社会人としての基本的な技術、習慣を学ぶのに非常に良い内容である。

社会人経験が長い我々にも、社会人として、必要な習慣を再認識させてくれる。

新卒入社時にさらっと読むのも良いだろう、その場合には、社会人としての必要な事が明確に判るようになっている。しかし、これは新卒よりも、社会人経験を3年から5年ぐらい経験した人にこそ、効果があるように思える。新卒段階では、書いてあることに対する本人の経験値が足りない為に、表面上の理解しかできない可能性がある。


また、この本のターゲットとして「技術者」向けとタイトルからは取れるが、内容を読んだ感想としては、「社会人」全般向けと言えるだろう。

理由としては、「単純」「繰り返し」の作業をしている作業員でない限りは、役に立つ内容だからだ。一番下っ端の会社員だとしても、「創意工夫」が可能ならば、この本は役に立つ。内容としては、IT知識は最小限あれば十分であり、技術的な話でもありません。逆に言うと、ここに出て単語が判らないのは、管理職や管理職候補であれば、管理職失格とは言わないが、社会人として多いに課題がある。


内容としては、大きく5章に別けて、
スキル向上、生産性向上、コミュニケーション力アップ、プロジェクト管理、リーダーシップと育成、に役立つドラッカーなどの書籍からの習慣付けを50項目上げている。
ドラッカーの著書だけでなく、コーチング、ロジカルシンキングの良書も参考書籍としてあげられており、単なるドラッカー本ではなく、非常にさらなる深堀りも可能な書籍である。


繰り返しになるが、
経験値という視点から、ターゲットを考えると、社会人経験が少ない人、たとえば、新卒入社したばかりの会社員、社会人経験が3年未満の人には、この内容を読むことはオススメできるのだが、理解と咀嚼して身につけるのは厳しいかもしれない。
適切な対象としては、社会人経験が5年前後から10年前後で、初めて部下や後輩を教え始めた人が、一番身になる可能性があるので、そこに強くオススメしたい。


これと、最近、日本語版でリニューアル版が出た「7つの習慣」などを読んでおくと、効果的かもしれない。

リンク先:Amazon 「監訳 7つの習慣」

リンク先:Amazon  「ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣」 

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プロフィール

池田秀一:Hidekazu Ikeda

池田秀一:Hidekazu Ikeda

ミドルソフトウェアや OSS についてのBtoBマーケティングにおいて外資企業、国産大手企業、ベンチャー企業と様々な環境での経験が豊富な『闘うマーケッター』。

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