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» 2013年4月 3日 更新

グーグル検索で読み解くユーザー心理 エイプリルフールで10,000PV集めた話。SEO・PRにも?

4/1はエイプリルフールということで、
2013年も本当に多くの企業がおそらく真剣に考えたであろうネタページを公開し、盛り上がっていました。

3月末、2012年のエイプリルフールまとめをみていたら、
やってみたい衝動にかられてしまったため、

私が代表をつとめている、
エイプリルフール企画をうちだしてみたところ、
なんと10,000PVを集めることができたので、
その過程を勝手ながらシェアしてみたいと思います。
(※儲かった、ビジネスとして等の類ではありません、何かのヒントになれば幸いです)

今回つくったサイトはこちら。
赤ちゃん専用のアプリレビューサイト:ベビーアップ
logobabyapp.jpg

赤ちゃんが自分のお気に入りのアプリを、
生の口コミでレビューしているというサイトです。


■1、企画を練る

アプリマーケティング研究所としてのネタサイトのため、
まったく関係ないものよりは、アプリないしはアプリマーケティング関連の企画のほうがストーリーとしては妥当です。

エイプリルフールなので一般ユーザーを巻き込む必要があったため、
マーケティングなどという難しい領域ではいけない。

親しみやすくてビジュアルでもわかりやすい、
赤ちゃんをテーマにしたアプリレビューサイトにすることにしました。
(注目を集めやすい3Bとして、baby,beast,beautyなんていう言葉もありますが)

当初は「ばあぶうう」「ばあああああ」しかしゃべらないようにしようと思ったのですが(楽だし)、
赤ちゃんのシュールな本音の生コメントがのっているサイトにしました。


○「1歳以上は退場」(大人のサイト方式)
babyapp-caution.png

○赤ちゃん版「だかれても良い」
dakkosaretemoyoi.png

○facebookページ風ウィジェット
fblogo-baby.png

○ベイビー知恵袋を設置(※滞留時間・訪問者別PVを上げるためのサブコンテンツ)
Q1-kansei.png


○赤ちゃんのための用語集を設置(※滞留時間・訪問者別PVを上げるためのサブコンテンツ)
otousan-word.png

とにかく、ボケ倒して、
つっこみどころをたくさん用意しました。
(とかいいつつも、一番多かったコメントは「かわいい」でしたが。笑)

▼その他ボツ企画
・平安時代の人々が選ぶアプリレビューサイト
・夢の中でアプリのプロモーションをする手法を開発。(ターゲットユーザーに夢の中でプロモーションするという、特殊なアプリマーケティングの手法を開発、アプリのデータを粉末にしてそれをまき散らすという内容。PM2.5とか黄砂の話題にどうにかのっかろうとした)

■2、サイト制作

コンテンツを手軽に構築しやすいというところで、
ドメインを新規でとって、wordpressを使ってサイトを作成しました。

<必須要素>
スマホからのアクセスも多いと思われるのでスマホ対応が必要。
拡散してもらうためのソーシャルボタンの設置は必須(twitter,facebook,はてブ)

今回はSEO業界では著名な松尾さん率いる、
WEBライダーさんが販売されている賢威というwordpressテンプレートを使用することに。
(※レシポンシブデザイン対応・テンプレ内にソーシャルボタンがデフォルトで設置されている。と2つの条件が綺麗にクリアできた)

■3、リリース文章の作成

単純につくりました!ではつまらないので、
サイトをつくるに至った背景もネタとしてリリース文章に盛り込みました。

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当アプリマーケティング研究所では、
全国の赤ちゃん100人にアンケートを実施しました。

「赤ちゃん用のアプリの情報について、満足するようなサイトや情報源をお持ちです
か?」

アンケート結果は、
「回答なし」もしくは「こちらに目さえ合わせない」が100%となり、
赤ちゃんたちが大変怒っている様子が見受けられました。

そこで我々は至急、1歳未満の赤ちゃんに特化した、
アプリレビューサイトを立ち上げさせていただきました。
全国の赤ちゃんに支持されるようなサイトを目指して運営していきます。
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■4、リリースを送付

実はサイトが完成したのは3/31でしたが、
主に行ったことは以下の3点です。

・アプリ関連のサイトにリリースを送付した

数十サイトさんにメールにてリリースを送付。
プレスリリースに近い感覚です。(もちろんエイプリルフールネタというのを明記)

・主要なITニュース系サイトにタレコミを送付

エイプリルフールの特集ページに設置されている、
事前タレコミの窓口から送付。
(エイプリル特集をやっていたメディアは、ITmediaねとらぼ、gigazine、ガジェット通信、internetwatch、cnetなど)

・まとめサイト(キュレーションサイト)のキュレーターへ連絡

事前にタレコミ募集されていたnarumiさんのNAVERまとめに連絡しました。

■5、エイプリルフール当日

確認している限りは、
以下のメディアさんにて掲載をいただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。


一番の導線はやはり上記のメディアからで、
プラス、そこからツイッターで拡散というのが、もうほとんどでした。

アクセスは4/1が80~90%でしたが(8,000PV以上)、
公開から3日間で10,000PVを集めることが出来ました。

■サイトデータなど

<アクセス解析データ>
訪問別ページビュー 2.8ページ
ページビュー     10,000PV(4/1:80%、4/2:20%)
平均滞在時間         2分21秒
直帰率           50%
デバイス          PC75%:MB25%
OS              CHROME-27%:IE-24%:FIREFOX-17%:SAFARI-12%(以下略)

<4/1の時間帯別アクセス>
analy-time.png
※4/1になった直後、12~14時(お昼休み時)、21時以降(仕事後)がアクセスが多い・


■2013年のエイプリルフール企画を終えてみて

エイプリルフールは、
大手の企業じゃないと紹介されないのではないかという不安もありましたが、
そんなこともなく、恐らくネタ次第ということなのかと思います。

だって、和菓子屋さんでも(失礼)載ってしまうくらいですからw

中延で55年続く和菓子屋である「倉田屋」のサイトが、
女性版TENGAのiroha風になって登場(※今はもう公開されていないです)
wagashi1.png

ただ、私が情報収集した限りでは、
中小企業さんで「エイプリルフールサイトを公開したが、取り上げてもらえなかった!」
という会社さんも少なからずあったように思います。

今回かかった実費は、
・ドメイン代 500円(1年分)
・企画・サイト制作の手間(半日くらい)
くらいでプライスレスな経験をすることが出来ました。

うまく工夫すれば、
SEO的にもナチュラルなリンクを集められる(?)かもしれないし、
とくに企画力をアピールしたい企業などは、PR的にもいいのかなと思います。

最終的には、本質はユーザーを楽しませること。
これにつきるとは思いました。

エイプリルフール-グーグルトレンド
(これまだ月初なので2013が飛びぬけてます)

エイプリルフール-ヤフーリアルタイム検索
yahoorialtime.png
(4/1になった瞬間が一番ツイッター上では話題。その後はお昼と21:00以降)

エイプリルフールは、たった一日の盛り上がりでは有りますが、
得るものが多く有りました。

ぜひ来年は、やってみたいという企業さんはどんどん挑戦してみてはいかがでしょうか。
何か聞きたいことがあればtwitterなどで連絡してもらえればと思います。

まとめ

中小企業でもエイプリルフール祭りに参加できる!

ラビットSEO(http://rabbitseo.net/
鶴谷智洋

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プロフィール

鶴谷智洋

鶴谷智洋

ラビットSEOというコンテンツSEO事務所をやっています。前職は、e-まちタウン株式会社で自社ポータルのwebマーケティング、法人向けSEO事業等やっていました。Web上で紹介、リンクしたくなる良いコンテンツとは、というのを研究中です。アプリマーケティング研究所というアプリのマーケティングブログも運営中。

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