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» 2013年4月15日 更新

グーグル検索で読み解くユーザー心理 ポッキーを3倍の価格で売る、グリコのマーケティング戦略

ポッキー商品紹介   Pocky Street.png


ご覧になった方もいるかと思いますが、
カンブリア宮殿でグリコの放送がありました。

バトンドールという商品が売れているそうです。

バトンドールとは一体何かというと、
要するに高級ポッキーとのことで、
フランス産小麦をつかったり、いいバターをつかったりしているとのこと。

価格は、20本481円と、
なんと通常のポッキーの3倍価格!

それで、ポッキーの宣伝をしたい訳ではなく、
その売り方が戦略的で、非常にうまいなあと思いました。

ポッキーってコンビニで買うと、
100円ちょっとで買える訳ですけど、

そのポッキーを3倍の値段にした上で、
大ヒット商品にしてしまっているわけです。
参考になりそうと思ったところをまとめたいと思います。


■高級感の演出

-webサイトも高級
かなりリッチなイメージでつくられています。
Bâton D'or バトンドール.png

-名前がオシャレ
ポッキーなんだけど、プレミアムポッキーとかではなくて、
バトンドールというオシャレ雰囲気な名前にされています。

-パッケージが高級
12_lineup_img01.jpg
あきらかにポッキーより高級です、
このパッケージを見る限り、
コンビニとかスーパーのイメージはありません。


■付加価値の演出

より高い対価をお客さんからもらうためには、
付加価値をつけて商品をつくる必要があります。

-ここでしか買えない限定感
大阪の2箇所のデパートでしか買えなく、毎日うりきれ。
多い人だと20パックくらいまとめ買いしている人もいる。
(実質ポッキー60パック分を1人に売っていることに)

おやつのお菓子ではなくて、手みやげ用ギフト用になることで、
まとめ買いを誘発する。

-価格帯の転換
売っている場所を変えることで、比較対象(価格帯)を変えています。

po-bato.png

スーパーで並んでいたら、同じ内容でもこの価格で売るのは無理ですね。
百貨店でうるからこそ、デパ地下のお菓子と同じテーブルにのれるようになり、
だから、ケーキとか手みやげ菓子と同じような500円前後の価格でもうれるわけです。


■同じ商品でも切り口を変えて売れるかもしれない

グリコでは他にも、
デコポッキーというポッキーをデコレーションして食べるという企画を仕掛けていたり、
自社商品新しい消費シーンを提案しています。

既存の商品を形や切り口を変えて、売っていくというのは、
ひとつ考えてみる価値があることなのかもしれません。

ところてんをチョコレート味にしてバレンタインに売り出したら大人気だったという、ちょころてん
なんかも同じ理由で非常に上手な事例だなあと思います。
単価を上げるなら、比較対象を変えて、商品のおかれるステージを変えることがとても重要ということですね。

この辺りの理論は、
価格の心理学 なぜ、カフェのコーヒーは「高い」と思わないのか?
kakakusinri.jpg
という本でも詳しくわかりやすく学べます、
ぜひ興味のある方は読んでください。

まとめ

グリコの高価格戦略は非常に参考になる。

ラビットSEO(http://rabbitseo.net/
鶴谷智洋

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プロフィール

鶴谷智洋

鶴谷智洋

ラビットSEOというコンテンツSEO事務所をやっています。前職は、e-まちタウン株式会社で自社ポータルのwebマーケティング、法人向けSEO事業等やっていました。Web上で紹介、リンクしたくなる良いコンテンツとは、というのを研究中です。アプリマーケティング研究所というアプリのマーケティングブログも運営中。

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